相対的に出遅れている銘柄やセクターへの見直し意識/後場の投資戦略

市況
2019年11月11日 12時16分

日経平均 : 23343.92 (-47.95)

TOPIX  : 1702.77 (±0.00)

[後場の投資戦略]

日経平均は下げに転じているが、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>が揃って下げていることもあり、これらに抑えらた格好である。一方で、TOPIXは前日比変わらずでの推移であり、底堅さが意識されている。規模別指数では大型株指数が下落する半面、中型、小型株指数はプラス圏で推移。また、REIT指数が弱い動きをみせており、物色対象がシフトしてきているようである。

特にREITの弱い値動きに関しては、金利低下を背景とした資金シフトが続いていただけに、金利の落ち着きから利益確定の流れに向かっている状況であろう。そのほか、安全資産からの資金が逆流を見せてきているなかで、相対的に出遅れている銘柄やセクターへの見直しも意識されやすい。また、決算発表がピークを迎える中で、注目されていたホンダ<7267>がプラス圏で推移している。業績下方修正はネガティブであるが、大規模な自社株買いが評価されているとみられるが、こういった値動きはセンチメントを明るくさせよう。

主要企業の決算が概ね通過しており、今後本格化する中小型株の決算に関心が集まりやすいほか、物色についても中小型株へのシフトがみられるかが注目されるであろう。香港のデモを嫌気した中で大きなトレンドは出難いとみられ、決算等を手掛かりとした個別対応が続こう。

《AK》

提供:フィスコ

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