日本化学工業---2Qは売上高が2.3%増、機能品事業では電子セラミック材料が引き続き好調
日本化学工業<4092>は8日、2020年3月期第2四半期(19年4-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.3%増の183.02億円、営業利益が同7.5%減の16.42億円、経常利益が同8.5%減の16.94億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同14.4%減の11.21億円となった。
化学品事業の売上高は78.28億円(同0.04億円減)となった。クロム製品はめっき向けが落ち込んだことにより、売上高は減少した。シリカ製品は環境関連向けが大幅に伸びたことにより、売上高は大きく増加した。燐製品は光学ガラス向けが低調に推移したことにより、売上高は減少した。リチウム製品はグリースや光学ガラス向けが落ち込んだことにより、売上高は減少した。
機能品事業の売上高は80.98億円(同8.39億円増)となった。ホスフィン誘導体は海外向けが好調に推移し、売上高は増加した。農薬は海外向けが好調に推移し、売上高は増加した。電池材料は主要顧客向けが堅調に推移し、売上高は前年同期並みとなった。電子セラミック材料は自動車・通信向けが好調に推移し、売上高は増加した。回路材料は主要顧客向けが好調に推移し、売上高は増加した。バリウム製品は光学向けが落ち込んだものの、電子材料向けが好調に推移し、売上高は増加した。ホスフィンは半導体向けが好調に推移、売上高は増加した。医薬中間体は主要顧客向けが好調に推移し、売上高は増加した。
賃貸事業の売上高は4.55億円(同0.05億円増)となった。イオンタウン郡山において増築した店舗の賃貸を開始したことにより、売上高は増加した。
空調関連事業の売上高は14.94億円(同4.15億円減)となった。新規設計・施工及びメンテナンス需要が低調に推移し、売上高は減少した。
報告セグメントに含まれない事業セグメントの売上高は4.25億円(同0.12億円減)となった。書店事業は、低調に推移したことにより、売上高は減少した。
2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比3.7%増の375.00億円、営業利益は同0.5%増の31.00億円、経常利益は同1.4%増の31.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.1%増の22.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ