上組が年初来高値更新、4~9月期営業利益が125億円に上振れ
上組<9364>はマドを開けて大幅続伸。株価は一時10%以上を超える上昇となり、4月15日に付けた年初来高値を一気に更新した。同社は港湾総合運送大手で6大港の取扱高がトップ。8日取引終了後に発表した19年4~9月期決算では、売上高が前年同期比2.8%増の1405億4900万円、営業利益が同8.4%増の125億7100万円と従来予想の120億円を上振れて着地しており、これを評価する形で買いが流入した。
今上期は新たに港湾運送事業会社の株式を取得したことや、鹿児島県志布志市に飼料用倉庫の増設を行ったことに加えて、カンボジアの港湾公社の株式を追加取得するなど、物流事業の内外における強化策が業績拡大に寄与した。