AKIBAが急伸、メモリ製品の原価率低減で上期業績は計画を上振れ
AKIBAホールディングス<6840>が急伸し、6月24日以来の4000円台を回復している。11日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高53億8100万円(前年同期比14.0%増)、営業利益2億6300万円(前年同期200万円の赤字)、最終利益4億7800万円(同3800万円の赤字)と、従来予想の売上高52億円、営業利益1億8000万円を上回って着地したことが好感されている。
メモリ製品製造販売事業で原価率の低減により利益率が大きく改善したことに加えて、HPC事業で売り上げ利益とも想定以上に伸びたことが寄与。また、通信コンサルティング事業でコールセンター、通信キャリア向け通信建設工事、Wi-Fiレンタル及びMVNOの各事業が堅調に推移したことも貢献した。
なお、20年3月期通期業績予想は、売上高125億円(前期比9.5%増)、営業利益5億円(同16.4%増)、最終利益5億8000万円(同2.4倍)の従来見通しを据え置いている。