伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 11月17日版(2)
NYダウ史上最高値更新の意味と今後の展開(後編)
9月6日の記事では、「2009年以降の切れ目のない金融、財政政策が尽きたため、株価対策として残されていることが金利の引き下げくらいしかない」、「来年へ向けた期待値が本年よりも低いので、NYダウは積極的に高値を更新する展開にならない」と書きました。
現時点で見方を変更すべき状況の変化がないので、 NYダウは来年へ向けて積極的に高値を更新する展開にならないと推測できます。
NYダウは昨年10月から12月にかけて、FRBの急激な金融引き締めを材料に売りたたかれました。1月に政策転換を明確にして利下げを開始したことで、本年は8月頃までの期間で、下げた分を戻す動きになっています。
2019年は、2018年までの財政政策の効力が最大となり、足元の景気がよいことで下値を支えられて、米中貿易協議の進展を短期的な材料にして上値を試す動きになっています。
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