10万円以下で買える、上期増益増収&低PBR「お宝候補」22社 【東証1部】編 <割安株特集>
上場企業の売買単位100株統一や株式分割実施などで、株式の購入に必要な最低投資金額(株価×売買単位)は低下傾向にある。東証1部上場企業では605社が最低投資金額10万円以下で購入できる。また、ネット証券の多くでは約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、手数料を気にせずに売買が可能となっている。
最低投資金額が10万円以下の銘柄は小額資金で購入ができるほか、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入したり、買付や売却の時期を分散投資できるメリットがある。今回は、19年4-9月期に経常利益が前年同期比で10%以上増益、売上高も前年同期比5%以上増収だった企業のうち、理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る割安感の強い銘柄に注目してみた。
下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)4-9月期に経常利益が前年同期比10%以上増益かつ売上高が同5%以上増収、(4)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる割安な“お宝候補”22社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは22日現在)
なお、24日(日)16時に「10万円以下で買える、上期増益増収&低PBR『お宝候補』【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 ┌ 経常利益 ┐ ┌─売上高─┐ 実績
コード 銘柄名 金額 増益率 4-9月期 増収率 4-9月期 PBR
<9306> 東陽倉 33800 27.2 908 8.7 15081 0.66
<1890> 東洋建 49900 36.2 4753 14.2 86364 0.88
<8881> 日神不動 50000 21.0 1997 11.1 36700 0.41
<6059> ウチヤマHD 56400 84.4 1134 23.5 16573 0.64
<6428> オーイズミ 57200 1709 850 33.6 6349 0.85
<7987> ナカバヤシ 58400 29.0 903 6.8 30854 0.64
<8692> だいこう 61200 80.4 655 6.9 9595 0.63
<1860> 戸田建 67400 42.6 16911 15.9 235365 0.77
<6345> アイチコーポ 69100 45.5 3461 13.9 30560 0.80
<3284> フージャース 69800 197 1505 61.7 34007 0.91
<8593> 三菱Uリース 70500 31.9 55343 11.5 468720 0.83
<1967> ヤマト 72800 54.6 2038 13.4 25006 0.67
<6644> 大崎電 72900 16.7 1946 22.2 43580 0.75
<6306> 日工 73200 73.8 1034 16.6 17140 0.92
<7823> アトネイチャ 75600 97.5 2941 12.3 20126 0.94
<1720> 東急建設 77800 49.3 16972 18.6 183415 0.82
<7745> A&D 77800 92.3 771 8.7 22826 0.96
<3941> レンゴー 79400 34.2 22319 5.4 337977 0.72
<3153> 八洲電機 88800 248 188 7.1 29923 0.99
<1945> 東京エネシス 93100 29.9 1013 7.5 28428 0.51
<1824> 前田建 96800 16.1 20635 7.4 237311 0.74
<5930> 文化シヤタ 97700 54.0 2674 14.6 83528 0.95
※単位は最低投資金額が円、経常利益・売上高が百万円、増益率・増収率が%、PBRが倍。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。
株探ニュース