話題株ピックアップ【夕刊】(3):ロードスター、グッドコムA、ギグワークス

注目
2019年12月11日 15時19分

■ロードスターキャピタル <3482>  1,124円  +138 円 (+14.0%) 一時ストップ高   本日終値

ロードスターキャピタル <3482> [東証M]が一時ストップ高。10日大引け後、19年12月期の連結経常利益を従来予想の27.7億円→31.7億円に14.3%上方修正。増益率が31.2%増→50.0%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。コーポレートファンディング事業で販売用不動産の売却益が想定を上回るほか、アセットマネジメント事業と仲介などの複数案件が成約したことも上振れに貢献する。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の11.5円→14円(前期は9.5円)に増額修正したことも評価材料となった。

■グッドコムアセット <3475>  2,146円  +257 円 (+13.6%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

グッドコムアセット <3475> が続急伸し、年初来高値を更新した。10日大引け後に発表した19年10月期の連結経常利益は前の期比5.3%増の16.5億円に伸びて着地。続く20年10月期も前期比32.6%増の21.8億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は投資用マンションの販売戸数が1003戸(前期は850戸)に大幅増加し、30.1%の増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比14円増の61円に増配する方針としたことも評価材料となった。

■ギグワークス <2375>  2,035円  +168 円 (+9.0%)  本日終値

ギグワークス<2375>が大幅高で4連騰、12月3日につけた年初来高値1954円を上抜き上場来高値を更新した。法人向けIT支援事業としてエンジニア派遣やコールセンターコンサルを主力展開するが、業務内容は多岐にわたり、フードデリバリー営業代行やAI・IoTロボットなど新商材のフルフィルメントなども手掛け、収益に反映させている。次世代通信規格5Gでは、国内でも来年春のサービススタートを控えインフラ整備が加速するとみられるが、そのなか同社は基地局工事の受託業務を手掛けており、5G関連の一角としても人気素地を内包する。

■エノモト <6928>  1,178円  +56 円 (+5.0%)  本日終値

エノモト<6928>が1100円台前半のもみ合いを経て急動意。リードフレームなど半導体用デバイスを手掛けるが、技術力が高く小型部品の精密プレス金型などで優位性を持っている。5G関連の設備投資需要を取り込み半導体市況改善への期待が高まっており、同社の収益回復に対する思惑が買いを誘発している。PER8倍台と依然割安圏にあるほか、年35円配当を実施(配当利回り約3%)しながら、1株純資産が2241円(前期実績ベース)と時価の2倍近いことから水準訂正余地の大きさが意識されている。

■オオバ <9765>  977円  +45 円 (+4.8%)  本日終値

オオバ<9765>が全体相場軟調のなかも我が道を行く展開で5日続伸。一時57円高の989円まで買われ、1997年以来となる1000円大台復帰が見えてきた。調査測量業務や区画整理業務を主力とする建設コンサルタント会社で、6兆円規模の公共投資を背景に収益機会の高まりが意識されている。特に同社はGISのシステム開発やGISを活用したアプリケーション開発を行っており、建設ICT関連として物色人気を集めている。信用取組は売り長で6日申し込み現在で信用倍率は0.8倍台と需給妙味も株高を後押ししている。

■イメージ ワン <2667>  662円  +30 円 (+4.8%)  本日終値

イメージ ワン<2667>が大幅高で上昇指向を鮮明にしている。テクニカル的にも11月21日の659円、12月2日の658円とダブルトップで形成した戻り高値を払拭し、滞留出来高の薄い700円台に歩を進める段階にある。来年春にサービスが開始される次世代通信規格5Gは、高速大容量・超低遅延が特徴であり画像システムを展開する企業にとってビジネスチャンスが高まる。同社は医療画像システムを主力としており、政府が普及を後押しする遠隔医療分野において5Gサービス立ち上がりが商機につながるとの見方が株価を刺激している。

■アドバンスト・メディア <3773>  1,247円  +43 円 (+3.6%)  本日終値

アドバンスト・メディア<3773>が後場に入り上げ幅を拡大。この日午前中に、iOS版音声入力キーボードアプリ「AmiVoice SBx」と、レッドフォックス(東京都千代田区)の働き方改革アプリ「cyzen(サイゼン)」がサービス連携したと発表しており、これが好材料視された。「cyzen」は、業界を問わず1300社以上の企業で採用されているアプリで、位置情報を活用することでスマートフォンから出勤管理や報告書作成などを可能にするのが特徴。今回のサービス連携により、「cyzen」の報告書作成機能で「AmiVoice SBx」を活用できるようになり、業務効率化に貢献するとしている。

■gumi <3903>  875円  +24 円 (+2.8%)  本日終値

gumi<3903>が4日続伸で連日の年初来高値更新。水戸証券は10日、同社株のレーティングを新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は930円とした。第2四半期(5~10月)累計の営業損益は3億1200万円の黒字(前年同期は6億1000万円の赤字)だった。20年4月通期の業績予想は公表されていないが、同証券では同利益は15億円の黒字(前期は14億3000万円の赤字)を予想している。11月14 日に配信が開始された「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(FFBE) 幻影戦争」が下期業績を牽引すると見込んでいる。21年4月期の同利益は24億円を予想。今下期の業績状況が、来期は通期にわたり続くと見込んでいる。

■YE DIGITAL <2354>  557円  +14 円 (+2.6%)  本日終値

YE DIGITAL<2354>が高い。同社は10日、西日本鉄道子会社の西鉄エム・テック(福岡市中央区)と、バス停を情報媒体として利用する「スマートバス停」事業の拡大で業務提携したことを発表、これを材料視する買いが集中した。地域に細かく設置されているバス停の特長を生かし、情報配信などに利活用することでビジネスの幅を広げることが可能となる。

■サムコ <6387>  1,239円  +12 円 (+1.0%)  本日終値

サムコ <6387> が続伸し、連日で年初来高値を更新した。10日大引け後に発表した20年7月期第1四半期(8-10月)の経常利益(非連結)が前年同期比3.1倍の1.2億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。電子部品メーカーの設備投資需要が回復するなか、海外で利益率の高い製造装置の販売が伸びたことが収益を押し上げた。

●ストップ高銘柄

大谷工業 <5939>  8,550円  +1,500 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値

セメダイン <4999>  905円  +150 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

太洋基礎工業 <1758>  6,560円  +1,000 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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