OATアグリが大幅反落、国内販売苦戦で19年12月期業績予想を下方修正
OATアグリオ<4979>が大幅反落している。17日の取引終了後、19年12月期の連結業績予想について、売上高を229億9500万円から219億9600万円(前期比44.0%増)へ、営業利益を18億6900万円から10億9300万円(同38.0%減)へ、純利益を10億700万円から5700万円(同95.5%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
国内販売で、主力殺虫剤が登録制度の変更に伴い販売機会が減少したことや殺菌剤「ガッテン」の新規殺菌剤「ショウチノスケ」への全面切り替えが遅れたことに加えて、海外販売でインドの登録の遅れやインドネシアの干ばつの影響により、バイオスティミュラント「ATONIK」の売り上げが計画を下回ったことが響いた。また、のれん償却額の計上や子会社OATアグリフロンティア解散に伴う固定資産の減損及び評価損の計上なども最終利益を押し下げるという。