東京株式(前引け)=急反落、新型肺炎の感染拡大でリスクオフ一色に

市況
2020年1月27日 11時45分

27日前引けの日経平均株価は前営業日比455円12銭安の2万3372円06銭と急反落。前場の東証1部の売買高概算は6億62万株、売買代金概算は1兆566億1000万円。値上がり銘柄数は167、対して値下がり銘柄数は1941、変わらずは51銘柄だった。

きょう前場の東京市場は、リスク回避の売りが勢いを増し波乱展開。日経平均株価は一時500円を超える下げとなる場面があった。中国で発生した新型肺炎の感染拡大が世界経済へ影響を与えるとの思惑が、全体指数の下落を助長している。思惑先行の下げ圧力とはいえ、先物への海外短期筋の売りなどが現物株市場を押し下げている状況だ。きょうは中国や、香港株などアジア株は総じて休場で、売り仕掛けは日本株市場に集約された形。個別株では買われているものもあるが、マスクや防護服、除菌関連など一部の銘柄に買いが偏っている。

個別ではファーストリテイリング<9983>が安く、任天堂<7974>も軟調、資生堂<4911>、オリエンタルランド<4661>なども大きく値を下げた。ネットワンシステムズ<7518>が一時ストップ安に売られ、アルヒ<7198>なども急落した。半面、三菱地所<8802>が堅調なほか、シキボウ<3109>、ニイタカ<4465>、日本エアーテック<6291>などが新型肺炎をテーマに高い。ジャフコ<8595>も物色人気に。

出所:MINKABU PRESS

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