「インバウンド」が4位にランクイン、中国が国外団体旅行一時停止で影響を懸念<注目テーマ>

特集
2020年1月28日 12時22分

★人気テーマ・ベスト10

1 マスク 

2 コロナウイルス 

3 5G 

4 インバウンド

5 インフルエンザ関連 

6 半導体 

7 量子コンピューター 

8 サイバーセキュリティ 

9 人工知能 

10 旅行

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「インバウンド 」が4位にランクインしている。

昨年12月に中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が続いている。こうしたなか、中国は27日から海外への団体旅行を一時停止した。新型肺炎の感染拡大が深刻度を増すなか、リスク回避の売りを一気に誘発し、株式市場も波乱展開となっている。団体旅行が一時停止となったことで、特にインバウンド関連株には業績への影響を懸念した売り圧力が増している。春節到来で期待されていたインバウンド需要の剥落もあり、日本経済への影響も出始めている。

ただインバウンド関連株は、きのう大きく売り込まれたこともあり、押し目買いに反発する銘柄もあり高安マチマチの状況にある。

高島屋<8233>、三越伊勢丹ホールディングス<3099>など高額品需要に大きく影響を受ける百貨店株はきょうも安い。菓子製造販売で地域限定ブランド菓子を展開、訪日需要を取り込んできた寿スピリッツ<2222>は引き続き売られている。ホテル関連の共立メンテナンス<9616>も冴えない。

こうしたなか資生堂<4911>は反発に転じ、ドン・キホーテを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>はしっかり。マツモトキヨシホールディングス<3088>、ツルハホールディングス<3391>、クスリのアオキホールディングス<3549>などドラッグストア関連はプラスに切り返す銘柄が目立っている。26日付の日本経済新聞朝刊で業績悪化観測が報じられたオリエンタルランド<4661>は朝方売られたものの前場引け間際プラスに転じ小幅反発となっている。

きのう、新型肺炎拡大を懸念し大きく売り込まれることになったインバウンド関連株だが、感染収束が見えないなか、まだまだ予断を許さない状況だ。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.