話題株ピックアップ【夕刊】(2):NEC、AGC、トヨタ

注目
2020年1月30日 15時26分

■H2Oリテイ <8242>  1,005円  -89 円 (-8.1%)  本日終値

29日に決算を発表。「今期経常を11%下方修正」が嫌気された。

エイチ・ツー・オー リテイリング <8242> が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比27.6%減の123億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の182億円→162億円(前期は213億円)に11.0%下方修正し、減益率が14.9%減→24.2%減に拡大する見通しとなった。

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■ノエビアHD <4928>  4,995円  -385 円 (-7.2%)  本日終値

29日に決算を発表。「10-12月期(1Q)経常は16%減益で着地」が嫌気された。

ノエビアホールディングス <4928> が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。20年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比15.7%減の34.2億円に減り、10-3月期(上期)計画の62億円に対する進捗率は5年平均の69.8%を下回る55.2%にとどまった。

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■FDK <6955>  899円  -63 円 (-6.6%)  本日終値

29日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)最終が赤字転落で着地・10-12月期も赤字転落」が嫌気された。

FDK <6955> [東証2] が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は9.3億円の赤字(前年同期は3.9億円の黒字)に転落した。

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■バルカー <7995>  2,455円  -156 円 (-6.0%)  本日終値

29日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が26%減益で着地・10-12月期も31%減益」が嫌気された。

バルカー <7995> が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比26.1%減の33.7億円に減り、通期計画の47億円に対する進捗率は71.7%にとどまり、5年平均の74.5%も下回った。

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■四国化成工業 <4099>  1,190円  -75 円 (-5.9%)  本日終値

29日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が9%減益で着地・10-12月期も17%減益」が嫌気された。

四国化成工業 <4099> が1月29日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比9.0%減の57.6億円に減り、通期計画の85億円に対する進捗率は67.8%にとどまり、5年平均の75.2%も下回った。

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■日立建機 <6305>  2,938円  -172 円 (-5.5%)  本日終値

日立建機<6305>が大幅に4日続落。株価は一時、前日に比べ6.5%下落した。同社が29日取引終了後に発表した第3四半期(10~12月)の連結営業利益は140億5500万円(前年同期比54%減)だった。市場予想の240億円前後を大幅に下回った。台風19号の影響で部品調達が滞った影響が出たほか、中国での競争激化なども業績悪化の要因となったようだ。今回の決算に対して、市場からは、「ネガティブ」との見方が出ている。中国で発生した新型肺炎の影響なども警戒されている様子だ。

■NEC <6701>  4,810円  -175 円 (-3.5%)  本日終値

NEC<6701>が4日続落、マドを開けて売られ一時220円安の4765円まで水準を切り下げる場面があった。同社は29日取引終了後、19年4~12月期決算を発表、営業利益は779億600万円と前年同期比4.7倍に急拡大した。企業の旺盛なIT投資需要を背景にシステム開発案件が好調で収益を押し上げている。ただ、好決算は事前に織り込みが進んでおり、きょうは全体地合い悪もあって利益確定売りを急ぐ動きが顕在化した。

■AGC <5201>  3,720円  -135 円 (-3.5%)  本日終値

AGC<5201>は反落。この日、グループ会社のAGCプライブリコが、鉄鋼プラントやごみ焼却プラントなどに使用される耐熱鋳鋼アンカーについて、品質に関わる不適切な行為を行っていたことや、成分の一部が規格を満たしていない製品(不適合品)を出荷していたことが判明したと発表しており、これが嫌気された。

■資生堂 <4911>  7,050円  -179 円 (-2.5%)  本日終値

資生堂<4911>、ファンケル<4921>、花王<4452>など化粧品関連株が安い。中国向け売上比率が高く、インバウンド消費関連の代表的セクターだが、ここ感染拡大が続く新型肺炎の影響で化粧品の売り上げが減少するとの思惑が株価に重荷となっている。29日に武漢から帰国した日本人3人が新型コロナウイルスに感染していたことが判明、これが目先売り圧力を強める材料となっているようだ。

■トヨタ自動車 <7203>  7,634円  -132 円 (-1.7%)  本日終値

トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が軟調。中国・武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が続くなか、外国為替市場でもリスクオフの円高に傾き足もとは1ドル=109円台を割り込み、108円90銭近辺まで円高が進行した。これを受け、輸出株のなかでも為替感応度の特に高い自動車セクターは輸出採算の悪化懸念から売りに押される展開を余儀なくされている。また、中国の製造拠点の稼働が遅れるとの懸念も浮上、サプライチェーン・リスクも株価の重荷となっている。

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