エバラ食品工業---鍋物調味料群を中心に提案型の販売活動を展開。3Q(19年4月-12月)は前年同期並みに推移した

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2020年2月3日 12時38分

エバラ食品工業<2819>は31日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比0.3%増の404.89億円だったが、営業利益は同0.9%減の24.66億円、経常利益は同2.1%減の25.21億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同8.9%減の15.63億円となった。

売上面では、売上高の85%を占める主力の食品事業がほぼ前年同期並みの345.97億円となった。売場提案を積極的に推進し、店舗の品揃えを強化した『プチッと鍋』が売上を伸ばしたことに加え、身近な食材で気軽にしゃぶしゃぶが楽しめる提案型の訴求をした『なべしゃぶ』の貢献があった。さらに『極旨焼肉のたれ』やリニューアルをした『プチッとうどん』が売上を伸ばした。売上構成比の11%を占める物流事業においては、既存顧客の取引を拡大し前年同期を上回る水準で推移した。

一方利益面では、基幹ブランド商品の収益力強化 に向けたマーケティングコストの投下や鍋物調味料群の販売強化を図る拡販費の増加があった。

2020年3月期通期については、売上高は前期比2.3%増の524.84億円、営業利益は同5.1%減の22.70億円、経常利益は同5.1%減の23.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.2%減の15.30億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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