サイジニアが急反発、KCCSのDSP事業を承継
サイジニア<6031>が急反発している。1月31日の取引終了後、京セラコミュニケーションシステム(京都市伏見区、KCCS)がDSP事業を新設分割することにより設立するデクワス(東京都港区)の株式の90%を取得し子会社とすると発表しており、これを好感した買いが入っている。
今回のデクワスの子会社化は、KCCSのDSP事業を承継するのが目的。サイジニアでは、今後想定されるインターネット広告の標準仕様の変更や、業界構造の変革に迅速に対応するために、データ解析エンジンのみならず広告配信基盤の改良と自らその運営を行う必要があると判断し、今回の事業承継に至ったという。取得価額は7500万円。今後は、サイジニアのレコメンデーション技術をコアに、クッキー依存に代わるデータ解析技術の提供など、新しい広告形態を見据えた事業を展開するいう。なお、20年6月期業績への影響は現在精査中としている。