カプコンが上場来高値更新、既存タイトル好調で20年3月期営業利益予想を上方修正
カプコン<9697>は6日続伸し実質上場来高値を更新した。4日の取引終了後に20年3月期連結業績について、営業利益を200億円から220億円(前期比21.3%増)へ、純利益を140億円から155億円(同23.5%増)へ上方修正したことが好感されている。
パッケージ販売からダウンロード販売への転換を促進したことなどにより、売上高は850億円から800億円(同20.0%減)へ下方修正した。ただ、利益面では「モンスターハンター:ワールド」など好採算の既存タイトルが順調に推移していることに加え、3月に発売予定のパチスロ機「新鬼武者 DAWN OF DREAMS」の受注が好調なことも貢献する。
なお、同時に発表した第3四半期累計(19年4~12月)の連結業績は、売上高529億800万円(前年同期比13.6%減)、営業利益184億4800万円(同37.1%増)、純利益130億6500万円(同42.3%増)だった。