「人工知能」が8位にランク、ISIDはAI人材を集約した組織を新設<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 マスク
2 コロナウイルス
3 5G
4 テレワーク
5 ソーシャルゲーム
7 半導体
8 人工知能
9 半導体製造装置
10 ワクチン療法
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「人工知能」が8位となっている。
ISID<4812>は10日、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた人工知能(AI)活用を支援することを目的に、全社のAI人材と知見を集約した横断組織「AI トランスフォーメーションセンター」を設置したことを明らかにした。同社は2016年に設置したAI専任組織を中核に業務ごとの特性に応じた最適なAIソリューションの開発や適用支援を行っており、AIトランスフォーメーションセンターでは顧客ビジネス課題解決のためのAI製品企画・開発や最新AI関連技術・リソースの集約及びAIスタートアップ企業・学術機関等との連携強化などが主な役割となる見通しだ。
AIの専門組織を新たに立ち上げる動きは他でもみられ、ソニー<6758>が昨年11月に研究開発を加速するための組織「Sony AI」を新設したほか、マクニカ・富士エレホールディングス<3132>傘下のマクニカは12月に研究開発を行う専門組織「AI Research and Innovation Hub」を設置。今年に入ってからは川崎重工業<7012>が1月1日付で「AI推進室」をスタートさせ、アイシン精機<7259>は5月にAI技術の開発拠点として「九州開発センター 博多ラボ」を新設する予定となっている。
こうした背景には、AIが脳のニューラルネットワークを模した情報処理技術であるディープラーニング(深層学習)と、IoTやビッグデータとの組み合わせで飛躍的に進化し、バイオ創薬やドローン、自動運転車、ロボット、フィンテックなどあらゆる分野で密接に関わっていることが挙げられる。足もとの株式市場は新型コロナウイルス肺炎に関するニュースに左右される状況が続いているが、最強の物色テーマといわれるAI関連銘柄への投資家の関心は依然として高い。