東京株式(大引け)=206円高、円安など追い風にリスクオフの反動で5日ぶり反発

市況
2020年2月19日 15時40分

19日の東京株式市場は前日までのリスクオフの巻き戻しで日経平均は反発に転じた。後場後半は伸び悩んだものの2万3400円に乗せて着地した。

大引けの日経平均株価は前営業日比206円90銭高の2万3400円70銭と5日ぶり反発。東証1部の売買高概算は11億3397万株、売買代金概算は2兆1108億9000万円。値上がり銘柄数は1245、対して値下がり銘柄数は801、変わらずは114銘柄だった。

きょうの東京市場は、新型肺炎による企業業績への影響を警戒するムードは拭えないものの、前日までの下げの反動もあって買いが優勢だった。前日の米国株市場では、アップルの売上高見通し下方修正などを受けNYダウが安かったものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が小幅プラスで引けたことで過度な不安心理が後退、更に取引時間中はアジア株が総じて堅調な値動きを見せたことや外国為替市場で1ドル=110円台に入るなど円安方向に振れたことも投資家マインドの改善につながった。海外ヘッジファンド筋が先物を買い戻し、これに追随する形で日経平均もリバウンド局面に移行した。ただ、後半は戻り売りを浴び上げ幅を縮小、値上がり銘柄数は全体の6割弱にとどまった。売買代金はきょうも活況の目安となる2兆円を上回った。

個別では、断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループ<9984>がしっかり、東京エレクトロン<8035>が大きく切り返し、SUMCO<3436>も高い。ファーストリテイリング<9983>が大幅上昇したほか、ダイキン工業<6367>も買いが優勢だった。有機合成薬品工業<4531>がストップ高で買い物を残す人気に。テモナ<3985>も値幅制限上限まで買われた。アイティメディア<2148>も急伸。ブイキューブ<3681>も商い増勢で物色人気となった。

半面、トヨタ自動車<7203>が軟調、日本製鉄<5401>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクの上値も重い。アキレス<5142>が急反落で値下がり率トップとなり、ダイトウボウ<3202>、大幸薬品<4574>も大幅安。パーソルホールディングス<2181>、電通グループ<4324>、ダブル・スコープ<6619>なども売りに押された。

出所:MINKABU PRESS

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