キヤノンが8日ぶり反発、1920万株を上限とする自社株買いを実施へ
キヤノン<7751>が8日ぶりに反発している。25日の取引終了後、上限を1920万株(発行済み株数の1.80%)、または500億円とする自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。取得期間は2月26日から5月27日までで、資本効率の向上を図るとともに将来の株式交換など機動的な資本戦略に備えるのが目的としている。
また、子会社のキヤノンメディカルシステムズが同日、迅速な新型コロナウイルス遺伝子検査システムの開発を開始したと発表したことも好材料視されている。日本医療研究開発機構(AMED)の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断法開発に資する研究」における「迅速診断キットの基盤的研究開発」に長崎大学などの協力を得て参画し開発に取り組むとしている。