東京株式(前引け)=続落、途中急速に下げ渋る場面も
10日前引けの日経平均株価は前営業日比293円19銭安の1万9405円57銭と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は13億3034万株、売買代金概算は1兆9281億5000万円。値上がり銘柄数は330、対して値下がり銘柄数は1806、変わらずは28銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが2000ドル超の暴落となったことなどを受けて朝方からリスク回避の売りが集中した。日経平均は一時800円超の下げで1万9000円大台を割り込む場面があった。ただ、その後はトランプ米大統領が給与税の減税などを検討していると伝わったことなどを手掛かりに先物へのショートカバーが利いて下げ渋る展開。一時は前日比プラス転換をうかがう場面もあったが、戻し切れず再び売り直された。
個別ではファーストリテイリング<9983>が安く、任天堂<7974>も売り優勢。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を下げた。日本エアーテック<6291>が急落、ニイタカ<4465>も大きく値を下げた。幸楽苑ホールディングス<7554>、タカキュー<8166>なども大幅安。半面、オリエンタルランド<4661>が買い優勢となり、アドバンテスト<6857>もしっかり。ジーンズメイト<7448>が大幅高、オルトプラス<3672>も値を飛ばした。