話題株ピックアップ【夕刊】(1):スクエニHD、トヨタ、アンリツ

注目
2020年3月17日 15時16分

■メニコン <7780>  3,955円  +490 円 (+14.1%)  本日終値

メニコン<7780>が大幅高で5日ぶりに反発。この日の午前中、ユーグレナを使用した健康応援サプリメント「めにサプリ ユーグレナ+マカ」を3月14日に発売したと発表しており、これが好感された。新製品は、「ラフェリアイ」「めにサプリ ビルベリー」に続く、「めにサプリ」シリーズ第3弾で、人々の健康に焦点をあて、頑張っている女性のための健康応援サプリとして開発。アミノ酸、ビタミン類など59種類の栄養素を含み、野菜・魚・肉などの栄養素を一度に摂取することができる沖縄・石垣島で育まれたユーグレナを使用しており、健康や美容効果が期待できるとしている。

■物語コーポレーション <3097>  6,120円  +570 円 (+10.3%)  本日終値

物語コーポレーション<3097>が続急騰。16日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比24.1%増と大幅増で4カ月連続前年実績を上回ったことが好感された。うるう年の影響などもあり、主力の焼肉部門が同37.0%増と大幅増となったことが牽引した。なお、全店売上高は同36.0%増だった。

■ダイヘン <6622>  2,547円  +231 円 (+10.0%)  本日終値

ダイヘン<6622>が続急騰。16日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。上限を40万株(発行済み株数の1.61%)、または12億円としており、取得期間は3月17日から9月30日まで。1株当たり株主価値及び資本効率の向上を図るのが目的としている。

■ダイフク <6383>  5,390円  +435 円 (+8.8%)  本日終値

ダイフク<6383>、キーエンス<6861>、安川電機<6506>などFA関連株が強い動き。新型コロナウイルス感染症の影響に伴い世界経済失速への懸念が高まっているが、中国でのサプライチェーン・リスクについては、足もと生産ラインが漸次動き出すなど修復の方向が見えている。中国の省人化投資需要は今回の新型コロナ禍を契機に加速する可能性もあり、中国向けで実績の高い設備投資関連セクターを買い戻す動きを誘導した。

■ウェザーニューズ <4825>  3,130円  +215 円 (+7.4%)  本日終値

ウェザーニューズ<4825>は大幅高で5日ぶりに反発。16日取引終了後、ロート製薬<4527>と、気象を軸に両社の強みを生かしたきめ細かいヘルスケアを提供することを目的とした協業を開始したと発表しており、これを好感した買いが両社に入った。今回の協業では、気象による体調の変化に悩む人にさまざまな形でサポートを行う予定で、ヘルスケア情報の連携強化として、両社が有する過去の気象データと消費・購買動向などを総合的に分析し、今後の気象における顧客の行動を予測したマーケティングの実証研究を行う。また、両社が有する情報誌やWEBサイト上に、まだ知られていない気象と健康の関係を情報発信していくという。

■スクエニHD <9684>  4,225円  +290 円 (+7.4%)  本日終値

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、カプコン<9697>などが高いほか、イグニス<3689>、イマジニア<4644>、Aiming<3911>なども上値指向鮮明、ゲーム関連株全般に投資資金が向かった。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に政府が先導する形で外出を控える動きが強まっている。そのなか、レジャーに関する巣ごもり消費として、ゲームや動画配信、電子書籍などに絡む企業が注目されている。きょうは、全体相場の下げも一服しており、ゲーム関連でも小型の足の軽い銘柄に投資資金の流入が目立った。

■トヨタ自動車 <7203>  6,360円  +419 円 (+7.1%)  本日終値

トヨタ自動車<7203>が5日ぶり反発に転じた。世界同時株安のなか、主力輸出株には逆風が強いが同社は前日まで4営業日で約660円下落しており、6000円台を割れた水準では値ごろ感も働き押し目買いを誘った。きょうは、全体相場が朝安後に空売り筋の買い戻しでプラス圏に切り返し、同社株にもショートカバーが入った。外国為替市場ではドルが買われ、足もと1ドル=107円近辺まで1円以上の円安に振れており、これも為替感応度の高い同社株にとって追い風材料として意識された。

■テクノプロH <6028>  4,480円  +295 円 (+7.1%)  本日終値

テクノプロ・ホールディングス<6028>が5日ぶりに反発。16日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。上限を30万株(発行済み株数の0.83%)、または15億円としており、取得期間は3月17日から6月30日まで。持続的成長に向けた機動的な資本政策(役職員インセンティブプランの導入や資本効率の向上など)を遂行し、価値創造を図るためとしている。

■エービーシー・マート <2670>  5,490円  +350 円 (+6.8%)  本日終値

エービーシー・マート<2670>が8日ぶりに反発。16日の取引終了後、上限を100万株(発行済み株数の1.21%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。取得期間は3月17日から5月22日までで、今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の実施と資本効率の向上を図るのが目的という。なお同社は、4月8日に予定している20年2月期の決算短信発表時に、21年2月期業績予想の発表を「未定」とするとあわせて発表している。新型コロナウイルス感染症の業績に影響を与える未確定要素が多く、合理的な業績予想の算出が困難なためとしている。

■アンリツ <6754>  1,841円  +95 円 (+5.4%)  本日終値

アンリツ<6754>が5%を超える上昇で3連騰。全体相場波乱局面でも、新型コロナウイルスの影響を比較的受けにくいとみられる次世代通信規格「5G」関連がここにきて相対的に強さを発揮、通信計測器トップメーカーである同社株はその象徴となっている。5Gは今月末を境に順次商用化の動きにあるが、国内基地局整備が段階的に進むなか、関連企業への中期的な恩恵が見込まれている。アンリツ以外の5G関連ではアルチザネットワークス<6778>や多摩川ホールディングス<6838>、santec<6777>なども物色人気を集めた。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.