「サイバーセキュリティ」が12位にランク、テレワーク環境構築の勘所<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 5G
2 マスク
3 コロナウイルス
4 テレワーク
5 巣ごもり
6 東京オリンピック
8 旅行
9 原油安メリット
10 石油
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「サイバーセキュリティ」が12位となっている。
新型コロナウイルスの感染防止策のひとつとして、テレワーク を導入する企業が相次いでいる。ただ、テレワークを活用して自宅などで仕事を行う場合、十分なセキュリティー対策が施されていなければ情報漏洩などのリスクが増大する可能性があり、サイバーセキュリティーへの関心が改めて高まっている。
総務省が2018年に公表した「テレワークセキュリティガイドライン(第4版)」では、テレワーク はインターネットを経由した攻撃を防御する対策がなされたオフィスとは異なり、マルウェア(悪意のあるプログラムやソフトウェアの総称)などの感染、端末や記録媒体の紛失・盗難、通信内容の盗聴などの脅威にさらされやすいと指摘。新型コロナの感染リスク軽減のため急いでテレワークを導入した企業のなかにはセキュリティが脆弱なケースがあるとみられ、こうした企業にとって喫緊の課題となっている。
また、高速・大容量が特徴の第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスが国内で本格的に始まったこともサイバーセキュリティの需要を後押ししそうだ。5Gによってネットワークに接続される機器や端末は更に増えるとみられ、それに伴ってサイバー攻撃による被害がより広範囲かつ深刻化することが懸念されている。加えて、サイバー攻撃を可視化・遮断するサービスなどを手掛けるサイバーセキュリティクラウド<4493>がきょう、東証マザーズ市場に新規上場したことも関連銘柄の刺激となりそうだ。
関連銘柄としては、ソリトンシステムズ<3040>、セキュアヴェイル<3042>、テリロジー<3356>、FFRI<3692>、フーバーブレイン<3927>、ニーズウェル<3992>、SBテクノロジー<4726>、ジャパンシステム<9758>などが挙げられる。