明日注目すべき【好決算】銘柄 ニイタカ、科研薬、ジャステック (27日大引け後 発表分)

注目
2020年3月29日 11時00分

27日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ニイタカ <4465>   ★6-2月期(3Q累計)経常は56%増益・通期計画を超過

◆20年5月期第3四半期累計(19年6月-20年2月)の連結経常利益は前年同期比55.8%増の13億円に拡大して着地。新型コロナウイルス感染症の影響で除菌・消毒用アルコールの特需が発生したうえ、食器洗浄機用洗浄剤や床用洗浄剤の販売も伸びた。原材料費の低下やコスト削減も大幅増益に貢献した。

通期計画の12.3億円をすでに6.2%上回っており、業績上振れが期待される。

住友精化 <4008>   ★今期経常を34%上方修正

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の50億円→67億円に34.0%上方修正。減益率が42.1%減→22.4%減に縮小する見通しとなった。想定を上回る人民元高や原料価格の下落などで吸水性樹脂事業の採算が改善することに加え、年明けからの半導体市況の回復でエレクトロニクスガスの需要が増加することが上振れの要因となる。

科研製薬 <4521>   ★今期経常を一転6%増益に上方修正

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の227億円→264億円に16.3%上方修正。従来の9.1%減益予想から一転して5.7%増益見通しとなった。競合品の影響で「アルツ」「リピディル」といった長期収載品の販売が計画未達となるものの、販管費の研究開発費などが想定を下回ることが利益を押し上げる。

ジオスター <5282> [東証2]  ★今期経常を22%上方修正

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の10億円→12.2億円に22.0%上方修正。減益率が71.5%減→65.2%減に縮小する見通しとなった。出荷の時期ずれなどで売上高は計画を下回るものの、プロジェクト構成の良化やコスト削減の徹底などで採算が大きく改善する。

ジャステック <9717>   ★12-2月期(1Q)経常は31%増益で着地

◆20年11月期第1四半期(19年12月-20年2月)の経常利益(非連結)は前年同期比30.8%増の5.9億円に拡大して着地。電力・運輸や金融・保険、素材・建設向けの開発案件が伸び、2ケタ増収を達成したことが寄与。原価率が改善したことも大幅増益につながった。

ジュンテンドー <9835> [東証2]  ★前期経常を25%上方修正

◆20年2月期の経常損益(非連結)を従来予想の2億円の黒字→2億5000万円の黒字(前の期は3200万円の赤字)に25.0%上方修正。消費税増税後の売上減少が想定以上だったものの、人件費や水道光熱費など販管費の削減を進めたことで採算が大きく改善した。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.