話題株ピックアップ【夕刊】(2):ラクスル、SUBARU、クリエイトS

注目
2020年4月7日 15時17分

■ラクスル <4384>  2,154円  +89 円 (+4.3%)  本日終値

ラクスル<4384>は3日ぶりに反発。この日、テレビCMサービス事業で、リモート環境に対応する「テレビCMリモートプラン」をリリースしたと発表しており、これが好感された。同サービスは、テレビCMの制作・放映・効果分析を全てリモート環境で実施するというもの。企画提案から効果分析までをセットで100万円から実施し、リモート環境で対応できるプランを提供することで企業の広告活動をサポートするとしている。

■SUBARU <7270>  1,874円  +71 円 (+3.9%)  本日終値

SUBARU<7270>やホンダ<7267>、マツダ<7261>などの自動車株が高い。6日のNYダウが大幅高となるなか、自動車株に対して空売りをかけていた海外筋などからの買い戻しが入った様子だ。SUBARUの場合、新型コロナウイルスの影響で国内外の工場休止を発表。また、売上比率が高い米国で新型コロナの感染拡大が続くことなどが懸念され、株価は2月高値から4割強下落していた。ただ、米国での新型コロナの感染鈍化への期待が出てきたほか、足もとで1ドル=109円台へ円安が進んでいることも好感され、株価には目先、反発期待が膨らんでいる。

■マックスバリュ東海 <8198>  1,944円  +36 円 (+1.9%)  本日終値

マックスバリュ東海<8198>が続伸。6日の取引終了後、集計中の20年2月期連結業績について、売上高が2600億円から2715億1700万円(前の期比19.9%増)へ、営業利益が68億円から71億5000万円(同44.3%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。消費税増税に対する施策の効果で消費税増税前後の19年9月から20年2月の既存店売上高が前年同期比1.8%増と堅調だったことに加えて、人時効率化や電気料などの削減に取り組んだことが奏功したという。なお、最終利益は店舗などにかかる減損損失を計上したため、33億円から29億3700万円(同5.5%増)へ下振れたとしている。

■クリエイトS <3148>  2,719円  +38 円 (+1.4%)  本日終値

クリエイトSDホールディングス<3148>が続伸。6日取引終了後に20年5月期第3四半期累計(19年6月~20年2月)の連結決算を発表。売上高が前年同期比10.3%増の2327億800万円、経常利益は同16.6%増の123億8700万円に伸びて着地したことが好材料視された。主力のドラッグストア事業で消費税増税前の駆け込み需要や新型コロナウイルス感染拡大に絡む特需が発生したことに加え、出店拡大効果やポイントカードの導入・利用推進施策が奏功したことも収益拡大要因となった。第3四半期時点で経常利益の対通期進捗率は81%に達したが、通期計画は据え置いている。

■ウェザーニューズ <4825>  3,300円  -30 円 (-0.9%)  本日終値

ウェザーニューズ<4825>が反落。6日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年6月~20年2月)連結決算が、売上高132億2000万円(前年同期比6.3%増)、営業利益15億700万円(同5.6%減)、純利益9億9100万円(同8.1%減)と営業減益だったことが嫌気された。陸上気象における日本の道路市場のサービス拡大や航空気象における日本・アジアでのサービス拡大、個人向け気象アプリの利用者増などで売上高は増収を確保した。ただ、開発コストや広告宣伝費がかさんだほか、米持ち分法適用会社の損失も響いた。なお、20年5月期通期業績予想は、売上高183億円(前期比7.3%増)、営業利益21億円(同2.7%増)、純利益15億円(同9.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■ジェクシード <3719>  129円  +30 円 (+30.3%) ストップ高   本日終値

ジェクシード<3719>がストップ高。同社は6日、リクルートホールディングス<6098>傘下のリクルートと、外国企業に向けた日本市場参入支援サービスで業務協力基本協定を締結したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。同社はこれまで、北米、南米、欧州、韓国、中国、香港の企業に対して市場調査や参入戦略立案、連結決算のシステム実装などの日本市場参入支援サービスを提供した実績を持つ。同社は今回の業務協力により、海外企業向け日本市場進出支援コンサルティングサービス「GX_Incubation」に、「経営幹部及び従業員の採用支援」を追加して提供を開始するとしている。

■農業総合研究所 <3541>  429円  +80 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値

農業総合研究所<3541>が連続ストップ高。前日に続きこの日も値幅制限いっぱいまで買われている。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続くなか、大規模な移動制限による人手不足や物流の混乱などを背景に、ロシアなどが穀物の輸出制限を強めている。また、アフリカやアジアでバッタによる農産物の被害が広がっており、世界的に食糧生産量が減少することも警戒されている。こうしたなか、野菜や果物の直売所を運営する同社に思惑買いが流入している。

■フーバーブレイン <3927>  866円  +150 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値

フーバーブレイン<3927>はストップ高。6日の取引終了後、ネットワークとセキュリティーをクラウド統合した世界初のSASE(サシー)プラットフォーム「Cato Cloud(ケイトークラウド)」の提供を開始すると発表しており、これが好感された。SASEは、英ガートナー社が提唱している、ネットワークとセキュリティの新しいアーキテクチャ。同サービスは、従来のネットワークセキュリティーの強化に必要だった複数機器や複数サービスの導入を不要とし、一つのサービスで低コストかつ短時間で安全なネットワークアクセスを実現するのが特徴。利用者は、使用するモバイル機器にエージェントをインストールするかブラウザアクセスするだけでよく、在宅勤務だけではなく、従業員が働きたい時に、働きたい場所で働く「働き方改革」の推進もサポートするとしている。

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