好業績の中小型株、20年3月期【上振れ期待】候補〔第2弾〕 <成長株特集>
本特集では、時価総額200億円以上の銘柄を対象とした「好業績の中小型株、20年3月期【上振れ期待】候補〔第1弾〕」(4月16日配信)に続き、“時価総額200億円未満”の銘柄を対象に、4-12月期(第3四半期累計)の業績が好調で通期計画に対する進捗率が高く、業績上振れする可能性があるとみられる銘柄を探った。新型コロナウイルス感染拡大の影響で業績下方修正する企業が相次ぐなか、下振れリスクが小さい銘柄群としても注目したい。
下表では、時価総額50億円以上200億円未満の銘柄を対象に、(1)4-12月期の経常利益が前年同期を上回って着地、(2)4-12月期経常利益の通期計画に対する進捗率が85%以上100%未満、(3)同進捗率が過去5年の平均を10ポイント超上回る、といった条件を満たした32社を選び出し、進捗率が大きい順に記した。「★」は前期も決算発表前に上方修正した銘柄。
なかでも、昨年も本決算発表前に通期計画を上方修正した大興電子通信 <8023> [東証2]とブロメディア <4347> [JQ]は今年も増額が期待される。また、ヤマト <1967> 、ウッドワン <7898> 、オーシャンシステム <3096> [JQ]、ビケンテクノ <9791> [東証2]などは4-12月期実績が通期計画にほぼ到達しており、上振れする可能性が高いとみられる。
このほか、4四半期以上連続で経常利益が前年同期比プラスとなっている、コモ <2224> [JQ]、日本モーゲージサービス <7192> 、ブルドックソース <2804> [東証2]、大伸化学 <4629> [JQ]、植木組 <1867> 、両毛システムズ <9691> [JQ]、ディーエムエス <9782> [JQ]は持続的な利益成長が期待される。
┌ 対通期進捗率 ┐ ┌─ 経常利益 ─┐ 4-12月期
コード 銘柄名 4-12月期 5年平均 通期計画 4-12月期 増益率
<8023> 大興電子 99.0 35.4 1420 1406 272 ★
<1967> ヤマト 98.7 64.4 3180 3138 46.2
<7898> ウッドワン 98.7 66.7 1000 987 907
<3096> オーシャンシ 98.6 85.8 1130 1114 18.4
<9791> ビケンテクノ 95.0 77.4 2400 2280 32.5
<7748> ホロン 94.6 53.7 1435 1358 156
<2224> コモ 94.4 63.7 305 288 76.7
<7192> 日本モゲジS 94.4 73.5 1201 1134 33.4
<4347> ブロメディア 94.3 50.6 510 481 702 ★
<2804> ブルドック 93.3 80.5 860 802 19.5
<9906> 藤井産業 93.3 61.5 2700 2519 34.4
<8030> 中央魚 93.2 78.0 1200 1118 302
<8046> 丸藤パ 92.6 72.4 1500 1389 2.9
<5922> 那須鉄 92.1 47.9 1750 1612 280
<4629> 大伸化学 91.3 74.8 1478 1350 110
<3648> AGS 91.2 67.1 730 666 18.7
<3768> リスモン 91.0 79.0 500 455 18.8
<1867> 植木組 90.5 63.4 1900 1720 79.5
<9776> 札臨 90.2 71.6 845 762 30.0
<4651> サニックス 89.6 61.3 2330 2087 122
<7727> オーバル 89.5 56.0 420 376 1.9
<9628> 燦HD 89.4 68.2 2790 2495 11.6
<1888> 若築建 88.1 66.1 4800 4231 54.3
<8692> だいこう 88.0 62.9 1000 880 29.0
<6919> ケル 87.3 75.0 822 718 10.8
<9029> ヒガシ21 87.2 74.9 1100 959 36.4
<9691> 両毛システム 86.3 27.1 1110 958 黒転
<3431> 宮地エンジ 86.2 76.2 4600 3967 12.5
<3484> テンポイノベ 85.9 73.7 802 689 30.2
<5262> 日ヒュム 85.6 74.6 2500 2139 3.0
<4828> ビーエンジ 85.3 56.1 1550 1322 62.0
<9782> DMS 85.1 71.3 1567 1333 26.8
※経常利益の単位は百万円。
株探ニュース