神栄が大幅続落、20年3月期業績は計画下振れ
神栄<3004>が大幅続落している。1日の取引終了後、集計中の20年3月期連結業績について、売上高が420億円から411億6400万円(前の期比3.7%減)へ、営業利益が6億円から3億5900万円(同77.7%増)へ、最終損益が3億円の赤字から6億7700万円の赤字(前の期3億9600万円の赤字)へ下振れて着地したようだと発表しており、これが嫌気されている。
需要期となる下期での回復を見込んでいた空気清浄機用ホコリセンサの輸出が、中国市場の低迷により計画どおりには回復しなかったことに加えて、米中貿易摩擦の長期化や第4四半期における国内の設備投資冷え込みなどで落下・衝撃試験機の受注が伸びなかったことが要因。更に食品関連で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い外食産業向けなど業務用の売り上げが減少したことも響いたという。
あわせて、5月13日に予定していた20年3月期決算発表を22日に延期するとあわせて発表した。