GMOペパボ--- 1Qストック収益の堅調な推移に加え、フロー型EC関連サービスの流通額が増加

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2020年5月7日 13時30分

GMOペパボ<3633>は4月30日、2020年12月期第1四半期(20年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.7%増の23.98億円、営業利益が同35.2%減の1.94億円、経常利益が同22.1%減の2.40億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同47.5%減の1.28億円となった。なお、各段階利益の減少は、昨年から投資を行っている「FREENANCE」を運営するGMOクリエイターズネットワークの業績を2019年12月期第2四半期より連結していることが主要因となっている。

当第1四半期連結累計期間は、ストック収益の堅調な推移に加え、フロー型EC関連サービスの流通額が増加した。

ホスティング事業の売上高は前年同期比1.4%増の11.43億円、セグメント利益は同1.2%減の3.39億円となった。レンタルサーバー「ロリポップ!」の契約件数においては、404,872件(前年同期末比0.4%減)となったが、新プラン「ハイスピードプラン」などの上位プランやオプション機能への誘導強化の結果、顧客単価は371円(前年同期比4.2%増)となった。ドメイン取得代行「ムームードメイン」においては、2018年に実施した新ドメインの割引キャンペーンで取得されたドメインの更新率が低く、登録ドメイン数は1,207,762件(前年同期末比2.4%減)となった。

EC支援事業の売上高は前年同期比23.4%増の6.96億円、セグメント利益は同2.2%増の2.28億円となった。ネットショップ開業・作成サービス「カラーミーショップ」においては、契約件数が40,682件(前年同期末比4.7%減)となったが、継続的なアップセル及びクロスセル施策により、顧客単価は2,727円(前年同期比7.9%増)となった。オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」においては、継続的な新アイテムの追加やSNS内で影響力のあるクリエイター誘致に加えて、各種キャンペーンやセールが奏功し、会員数は43万人、流通額は2.70億円(前年同期比99.1%増)となった。

ハンドメイド事業の売上高は前年同期比0.2%増の4.57億円、セグメント利益は同92.2%増の0.80億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、3月開催予定であった大規模オフラインイベント「minneのハンドメイドマーケット2020」を中止した。一方で、外出自粛による「巣ごもり需要」が拡大し、流通金額は34.00億円(前年同期比6.4%増)となった。

2020年12月通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.3%増の96.00億円、営業利益が同5.8%増の8.29億円、経常利益が同0.2%増の8.37億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.0%増の5.42億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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