本日注目すべき【好決算】銘柄 Amazia、スクエニHD、メック (11日大引け後 発表分)

注目
2020年5月12日 7時01分

11日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

Amazia <4424> [東証M]  ★今期経常を65%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆20年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の5.4億円→8.9億円に64.9%上方修正。増益率が36.9%増→2.3倍に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。電子書籍市場の拡大が続くなか、主力のマンガアプリ「マンガBANG!」で大手出版社の人気作品の配信数が増加し、課金収入や広告収入が伸びることが寄与。新型コロナウイルスの影響による巣ごもり消費需要も追い風となる。

ワールドHD <2429>   ★1-3月期(1Q)経常は8.8倍増益で着地

◆20年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比8.8倍の13.9億円に急拡大して着地。不動産事業でデベロップメント関連の事業用地の引き渡しが順調に進んだことが収益を大きく押し上げた。テクノ事業の業績拡大に加え、情報通信事業の採算が改善したことも大幅増益に貢献した。

コスモバイオ <3386> [JQ]  ★1-3月期(1Q)経常は56%増益・上期計画を超過

◆20年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比56.4%増の3.5億円に拡大して着地。主力とするライフサイエンス領域の研究用試薬が大きく伸びたほか、機器の販売も増加し、2ケタ増収を達成したことが寄与。販管費を抑制したことも大増益につながった。

上期計画の2.9億円をすでに22.4%も上回っており、業績上振れが期待される。

キーウェア <3799> [東証2]  ★前期経常を29%上方修正

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の4.2億円→5.4億円に28.6%上方修正。増益率が5.3%増→35.3%増に拡大する見通しとなった。受注が好調に推移したことに加え、持ち分法投資利益の計上額が想定を上回ったことも利益を大きく押し上げた。

サイバーコム <3852>   ★1-3月期(1Q)経常は21%増益で着地

◆20年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比20.7%増の3.2億円に伸びて着地。サービス事業のSIサービス分野で社会インフラや金融系を中心とした仮想化・クラウドへの移行案件、サイバーセキュリティ対策案件、ネットワーク構築案件などが好調だったことが寄与。ソフトウェア開発事業の伸長に加え、前期計上した自社ビル外壁補修費用がなくなったことも増益の要因となった。

上期計画の3.3億円に対する進捗率は95.8%に達しており、業績上振れが期待される。

メック <4971>   ★1-3月期(1Q)経常は93%増益で着地

◆20年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比92.9%増の4.6億円に拡大して着地。新型コロナウイルス感染拡大の影響による一部国内顧客の需要前倒しなどを背景に、半導体を搭載するパッケージ基板向け密着向上剤の販売が増加したことが寄与。薬品粗利益率が改善したことも大幅増益につながった。

上期計画の6億円に対する進捗率は77.2%に達しており、業績上振れが期待される。

タツモ <6266>   ★1-3月期(1Q)経常は99%増益・上期計画を超過

◆20年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比99.0%増の8.1億円に拡大して着地。サーバーや5G向け電子部品の需要拡大を見込んだ設備投資が堅調に推移するなか、台湾の後工程向け半導体製造装置や国内メーカー向け洗浄装置の引き渡しが完了したことが収益を押し上げた。

上期計画の7.1億円をすでに14.1%も上回っており、業績上振れが期待される。

ホソミクロン <6277>   ★上期経常を68%上方修正

◆20年9月期上期(19年10月-20年3月)の連結経常利益を従来予想の12億円→20.1億円に67.5%上方修正。減益率が64.4%減→40.3%減に縮小する見通しとなった。足もとの受注好調や前期からの繰り越し案件の出荷が想定以上に進んだことで、売上高が計画を10.8%も上回ったことが利益を押し上げた。

スクエニHD <9684>   ★前期経常を一転13%増益に上方修正、配当も11円増額

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の240億円→320億円に33.3%上方修正。従来の15.5%減益予想から一転して12.6%増益見通しとなった。「ファイナルファンタジー(FF)」シリーズの拡張パッケージやスマホゲーム「ドラゴンクエストウォーク」が好調だったほか、マンガアプリ「マンガUP!」や電子書籍の販売が増加したことも上振れに貢献した。売上高は「FF7リメイク」の発売延期などで計画未達だった。

業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の43円→54円(前の期は47円)に増額修正した。

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