「デジタルトランスフォーメーション」が5位、ニューノーマルで輝き放つ有望株<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 テレワーク
3 5G
4 人工知能
6 遠隔治療
7 コロナウイルス
8 教育ICT
9 旅行
10 半導体
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「デジタルトランスフォーメーション」が5位となっている。
新型コロナウイルスの感染拡大に対する影響を大きく受けた世界経済だが、ここにきて経済活動再開の動きを背景に株式市場は実体経済に先んじて、一足早く戻り足を鮮明としている。しかし、企業のファンダメンタルズから今後は銘柄の選別色が徐々に高まっていくと思われる。アフターコロナの世界では、個人消費などが完全に復元するまでかなりの時間を要するとの見方も強く、ビジネス業態もこれまでとは違った“ニューノーマル”に対応できる企業が成長へのシナリオを評価される形で株価を上昇させるケースが増えそうだ。
そうしたなか、「3密」とは対極の形態として、企業のデジタルシフトを促進させる動きが強まる可能性がある。経済産業省が警鐘を鳴らした「2025年の崖」は、現在の企業などで既存システムが事業部門ごとに構築され全社横断的なデータ活用が難しくなっている点や、過剰なカスタマイズ化に伴う弊害などが問題点として挙げられている。これが2025年には年間12兆円という経済損失を発生させる可能性があると指摘している。
今回の世界的な“コロナ危機”はこうした企業のデジタル化シフト、いわゆるデジタルトランスフォーメーション(DX)投資を加速させる契機ともなり得るものだ。その担い手となるシステム開発やクラウドを活用したソリューションビジネスを展開する関連銘柄の動向は今後株式市場でも注目の的となろう。
YE DIGITAL<2354>、大和コンピューター<3816>、チェンジ<3962>、テラスカイ<3915>、TDCソフト<4687>、CAC Holdings<4725>、CIJ<4826>などのほか、人工知能(AI)分野を深耕するALBERT<3906>、ブレインパッド<3655>、メンバーズ<2130>、FRONTEO<2158>、フォーカスシステムズ<4662>なども合わせて注目となる。