岩崎電はマド開け急伸で2年7カ月ぶり高値、好業績・割安で紫外線殺菌技術に思惑
岩崎電気<6924>がマドを開けて買われ、年初来高値を更新となった。時価は2017年10月末以来、ほぼ2年7カ月ぶりの高値圏に浮上している。照明機器大手で屋外用中心にLED分野などで照明制御システムや照明設計提案を積極推進し、好調な業績に反映させている。紫外線応用・環境関連製品にも傾注しており、ウィズコロナ時代に紫外線による同社の殺菌技術にマーケットの注目が集まっている。空気循環式紫外線清浄機「エアーリア コンパクト」を開発し今月から販売を開始しており、院内感染防止が課題となっている病院や介護施設はもちろん、学校・幼稚園・保育園・学習塾・スポーツクラブ・飲食店・ホテルなど幅広い需要の獲得を目指している。21年3月期業績予想は非開示ながら、20年3月期に営業利益段階で前の期比2.5倍の36億6100万円と急拡大させており、0.5倍前後のPBRと相まって上値余地が意識されている。