話題株ピックアップ【昼刊】:サイバーセキ、ブイキューブ、ワークマン

注目
2020年6月2日 11時41分

■サイバーセキ <4493>  25,550円  +3,460 円 (+15.7%)  11:30現在

サイバーセキュリティクラウド<4493>がカイ気配スタートで急騰している。1日の取引終了後、6月30日を基準日として1株を4株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家がより投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。なお、効力発生日は7月1日。

■サーバーワークス <4434>  20,900円  +2,800 円 (+15.5%)  11:30現在

サーバーワークス<4434>が急伸している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「格安テレワークに商機」として同社が取り上げられており、これが好材料視されている。記事によると同社は今年3月、仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」の導入を支援する、「リモートワーク導入支援」の提供を開始すると発表したが、この引き合いが強いという。また、同社の20年2月期は売上高が68億1100万円(前の期比52.1%増)となり、21年2月期も同80億300万円(前期比17.5%増)を見込んでいることから、トップラインの高成長も注目されているようだ。

■FRONTEO <2158>  1,009円  +103 円 (+11.4%) 一時ストップ高   11:30現在

FRONTEO<2158>が連日の急騰。きょうも一時ストップ高に買われており、この間に時価総額は2倍近くに膨らんだ。4月に入ってから急激な上値追いが始まったが、4月1日時点の終値は191円、そこから2カ月で株価は5倍以上となっている。人工知能(AI)を活用したリーガルテック事業を展開するが、創薬支援AIシステムを活用した新型コロナウイルス感染症の研究成果を発表するなど、持ち前の独自技術をライフサイエンス分野に広げている。直近では、日本マイクロソフトと連携してクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上でKIBITを活用した製品の提供開始なども材料視された。株式需給面では、ここ大手外資系証券経由で大口の空売り残が積み上がっていたこともあり、踏み上げ相場の様相が強まった。

■AI inside <4488>  27,680円  +2,820 円 (+11.3%)  11:30現在

AI inside<4488>が大幅高で上場来高値を更新した。同社は1日、自社で提供しているAI-OCRサービス「DX Suite」が3000契約を突破したと発表しており、これが株価を刺激しているようだ。「DX Suite」は、独自のAI(人工知能)技術を導入し、従来のOCRでは困難とされた手書き文字を高精度に読み取り、これまで人が手入力で行なっていたデータ化業務を自動化することができるサービス。今年4月1日には2000契約を突破したことを明らかにしており、わずか2カ月間で1000契約も増えたことになる。

■シーティーエス <4345>  774円  +54 円 (+7.5%)  11:30現在

シーティーエス<4345>が続急伸、一時61円高の781円まで上値を伸ばす場面があった。建設ICTの専門企業で、ITシステムや測量機器を手掛けるほか、3次元測量、測量データを使った設計などで強みを発揮する。政府の第2次補正予算が決定し1次補正と合わせ事業規模は約234兆円という巨額の経済対策が動き出すなか、内需インフラを担う建設関連にもマーケットの視線が向いている。そのなか、建設業界もデジタルシフトの必要性が認識されており、同社はその関連最右翼として頭角を現している。足もとの業績も好調で20年3月期は建設現場事務所用モバイル回線を中心にシステム事業が伸び、営業利益は前の期比17%増の18億5200万円と2ケタ成長を達成している。

■テクマトリックス <3762>  3,675円  +255 円 (+7.5%)  11:30現在

テクマトリックス<3762>が急騰している。1日の取引終了後、6月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感されている。株式の取引をしやすい環境を整えることで、流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的としている。なお、効力発生日は7月1日の予定。同時に、子会社NOBORIがエムスリー<2413>と共同で運営する医用画像診断支援AIプラットフォーム事業でエルピクセル(東京都千代田区)と業務提携すると発表。エルピクセルが手掛ける医用画像解析ソフト「EIRL aneurysm(エイル アニュリズム)」を同プラットフォームの第1号サービスとして提供開始すると発表しており、これも好材料視されている。

■ユーグレナ <2931>  795円  +50 円 (+6.7%)  11:30現在

1日に発表した「寿命延伸と運動機能の低下抑制に効果」が買い材料。

ユーグレナの特有成分パラミロンの摂取が、寿命延伸と加齢による運動機能の低下を抑制する研究結果を確認。

■ブイキューブ <3681>  1,326円  +83 円 (+6.7%)  11:30現在

ブイキューブ<3681>が一時、前日比192円(15.4%)高し7連騰。1日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、営業利益を5億円から5億7500万円(前期2億8400万円の赤字)へ、最終利益を2億5500万円から5億3500万円(前期比15.7倍)へ上方修正したことが好感されている。注力事業の一つである製薬業界向けセミナーの延期が多数発生していることや、「テレキューブ」を中心としたアプライアンス事業で商談の延期や納品の遅延が多数発生していることから、売上高は72億3700万円から72億100万円(同13.1%増)へ下方修正した。ただ、在宅勤務が急速に浸透したことでWeb会議「V-CUBE ミーティング」の新規受注やプランアップの申し込みが相次いでいることや、就職説明会や株主総会などのオンラインソリューションの需要が急拡大しており、これら収益性の高いサービスが堅調に推移していることが利益を押し上げる見込み。また、シンガポール子会社の清算方針を決定したことに伴い、繰延税金資産を計上する見込みとなったことも最終利益を押し上げる。

■ステムリム <4599>  686円  +28 円 (+4.3%)  11:30現在

ステムリム<4599>が3日続伸している。きょう付けの化学工業日報で、「皮膚の難病である表皮水疱症の遺伝子治療について、3年以内に臨床試験を開始する」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、独自の「再生誘導」技術で表皮水疱症の症状を緩和する薬剤候補が第2相試験まで進んだものの、完治にはいたらないことから、この手法とは別に、完治を目指す遺伝子治療を実用化するという。また、マウス実験では有効性を証明しており、外部との提携を前提に研究を進めるとしている。

■ワークマン <7564>  9,490円  +360 円 (+3.9%)  11:30現在

ワークマン<7564>が3日続伸している。1日の取引終了後に発表した5月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比19.4%増と32カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。新型コロナウイルス感染症対策として、ピーク時の時短営業や土日・休日の臨時休業を実施したものの、気温の上昇により冷感素材のコンプレッションウェアや長袖Tシャツ、サマーカーゴパンツなどの需要が高まった。なお、全店売上高は同22.2%増だった。

■エフ・シー・シー <7296>  1,931円  +47 円 (+2.5%)  11:30現在

エフ・シー・シー<7296>が続伸している。1日の取引終了後、ホンダ<7267>の「FIT e:HEV」に搭載されるオーバードライブクラッチアッセンブリーを新規に受注したと発表しており、これが好感されている。鈴鹿製作所に納入予定で、前年12月から量産を開始しているという。

■フジHD <4676>  1,094円  +15 円 (+1.4%)  11:30現在

フジ・メディア・ホールディングス<4676>が3日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は1日、同社株のレーティングの「オーバーウエート」を継続した。目標株価は2250円(従来2440円)とした。同社の株価は年初来安値圏で軟調に推移している。この背景には、事業環境の悪化からテレビ広告収入の一段の落ち込みが予想されることに加え、新型肺炎感染症の拡大による都市開発・観光の収益悪化という懸念材料が重なることがある。ただ、同証券では悪材料は出尽くし、と指摘。同社の中期的な都市開発・観光への利益依存度が大幅に上昇すると予想しており、収益構造の変化や割安な株価水準を考慮して、投資判断をオーバーウエートとしている。

■みらかホールディングス <4544>  2,565円  +32 円 (+1.3%)  11:30現在

みらかホールディングス<4544>が大幅高。5日・25日・75日移動平均線が収れんする2500円近辺のもみ合いを上放れてきた。臨床検査薬の大手で新型コロナウイルス関連の一角としてもマーケットの注目度が高い。1日取引終了後、同じく臨床検査を手掛けるビー・エム・エル<4694>と共同で新型コロナウイルスの抗体検査の受託を同日から開始したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。

■オリバー <7959>  2,622円  -44 円 (-1.7%)  11:30現在

オリバー<7959>が3日ぶりに反落。1日取引終了後、20年10月期連結業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。売上高は284億円から263億円(前期比3.9%減)に見直したほか、営業利益は22億4000万円から17億4000万円(同22.2%減)、純利益は15億円から12億3000万円(同33.8%減)に修正した。家具・インテリア事業は、新型コロナウイルスの影響を受けることが見込まれている。宿泊市場や商環境市場では、ホテルの新設やレジャー施設の開業で延期や計画中止がみられ、インテリア需要などが落ち込む見通しだ。

■ディー・エル・イー <3686>  235円  +50 円 (+27.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

ディー・エル・イー<3686>がストップ高カイ気配となっている。1日取引終了後、音楽を主体とする米国の短編動画ソーシャルメディアプラットフォーム「TRILLER」を運営する米トリラー社に出資することを決定したと発表しており、これが好材料視されている。

■デルタフライ <4598>  2,261円  +400 円 (+21.5%) ストップ高   11:30現在

Delta-Fly Pharma<4598>がストップ高に買われ年初来高値を更新している。1日の取引終了後、肺がん治療薬として開発中のDFP-14323の第2相臨床試験で、登録した全症例の病態制御に関する指標である病勢コントロール率が100%になったと発表しており、これが好感されている。なお、同件に関する業績への影響はないとしている。

●ストップ高銘柄

ストリームM <4772>  302円  +80 円 (+36.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

シルバエッグ <3961>  1,999円  +400 円 (+25.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

シーズメン <3083>  419円  +80 円 (+23.6%) ストップ高   11:30現在

など、11銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.