NY株式:米国株は続伸、ウイルスの鎮静化や見通し改善が下支え

市況
2020年6月3日 7時06分

米国株式相場は続伸。ダウ平均は267.63ドル高の25742.65ドル、ナスダックは56.33ポイント高の9608.38ポイントで取引を終了した。ウイルスパンデミックの鎮静化やワクチン、治療薬の開発が進んでいること、経済活動の再開で見通しが改善したことが下支えとなった。全米抗議デモの激化や米中対立がリスクとなり、一時上値を抑えたが引けにかけては上げ幅を拡大し高値引けとなった。セクター別では、エネルギー、自動車・自動車部品が上昇、一方、食・生活必需品小売が下落した。

経済の再開でボルナド・リアルティ・トラスト(VNO)、SLグリーンリアルティ(SLG)などの不動産投資信託(REIT)が上昇。また、高級家具販売のRH(RH)は好決算を発表し営業利益率の上昇維持に自信を表明したほか、アナリストによる目標株価引き上げで急伸。オンライン家具・インテリア販売のウェイフェア(W)もアナリストによる目標株価引き上げが好感され急伸した。一方、アパレル小売りのランズエンド(LE)は第1四半期の決算がアナリスト予想を下振れ下落した。

新型コロナウイルス感染拡大による影響に加えて、人種差別への全米での抗議デモの広がりで不透明感が高まっており、金価格が2013年以来となる高値水準へ上昇している。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

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