ピジョンが大幅反落、20年12月期業績予想を下方修正
ピジョン<7956>が大幅反落している。4日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、売上高を1090億円から985億~1024億円(前期比1.5%減~2.4%増)へ、営業利益を181億円から134億~155億円(同21.5%~9.2%減)へ下方修正しており、これが嫌気されている。
新型コロナウイルス感染症の影響長期化を織り込んだという。レンジ上限は、20年下期の早い段階で、各国における流行が収束し、それに伴って企業活動や経済活動、個人消費が直ちに回復基調となった場合の予想数値であり、下限は、20年後半まで感染が拡大、または流行が収束に向かっていてもなお、現在のように企業活動や経済活動、個人消費が停滞し続けた場合の数値という。
なお、同時に発表した第1四半期(1~3月)決算は、売上高228億3600万円(前年同期比10.3%減)、営業利益34億300万円(同24.4%減)、純利益28億6900万円(同8.6%減)だった。インバウンド需要の大きいベビー・ママ向け用品が落ち込んだほか、プロダクトミックスによる粗利率の悪化などが響いた。