<動意株・5日>(大引け)=ANAP、大泉製、サイジニアなど(その1)

材料
2020年6月5日 15時11分

ANAP<3189>=ストップ高。午前11時ごろ、自社の通販サイト「ANAPオンラインショップ」で、メルカリ<4385>子会社メルペイと連携し、「メルカリ」のスマートフォン決済サービス「メルペイ」を活用した「かんたん出品連携」機能を導入したと発表しており、これが好感されている。「かんたん出品連携」機能は、メルペイの支払い画面で「購入商品を持ち物一覧に追加する」にチェックを入れた際、ANAPオンラインショップで購入した商品がメルカリアプリ内の持ち物一覧に追加される機能。同機能を使うことにより、商品情報が自動的に入力され、メルカリでの出品がスムーズになり、利便性の向上につながることから、ANAPオンラインショップの利用層の拡大を期待した買いが入っているようだ。

大泉製作所<6618>=上げ足早める。自動車向けや空調向けに温度センサーを手掛け、高い商品技術力を有している。エレメントは光通信用が好調で、今後は商用サービスが本格化する5G通信インフラ向けで需要開拓が進む公算大。また2次電池用を中心に成長投資を継続しているが21年3月期は新規ラインの設置完了で量産対応が可能となる。5月に社長交代を内定、新経営体制でアフターコロナの成長推進に注力する構えにある。また、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けで空気清浄機のニーズが高まっており、株式市場では同社のセンサーにも需要が高まるとの思惑も浮上、株高を後押ししている面もあるようだ。

サイジニア<6031>=一時ストップ高、年初来高値を更新。同社は4日、子会社のデクワスが開発・運営する「KANADE DSP」で、ランドスケイプ(東京都新宿区)が提供する企業データベース「LBC」と連携し、特定のビジネスユーザーを推定してネット広告をターゲティング配信する「デクワス.AD Biz」の提供を開始したと発表。これが材料視されているようだ。ランドスケイプの「LBC」は、社名、住所といった基本属性から売上高、資本金、従業員数、上場区分、IPアドレスなどの属性情報を保持している日本最大級の企業データベース。一方、サイジニアは複雑ネットワーク理論や人工知能技術によって、個人情報を利用せずに類似するユーザー群を抽出するコミュニティターゲティング技術を持っており、この技術と「LBC」とが連携することで、リモートワーカーなど新しい働き方にも対応したビジネスユーザーにターゲティング配信することが可能になったとしている。

スパークス・グループ<8739>=商い膨らませ急動意。独立系資産運用会社で中小型株投資に定評があり、香港などアジアでも子会社を通じ積極展開する。5月27日に、同社が手掛ける「未来創生2号ファンド」が建築土木クラウド運営会社フォトラクション(東京都中央区)への投資を実行したと発表しており、これがマーケットでも注目されている。そのなか、フォトラクションが、建設業に特化した人工知能(AI)を活用し企業の業務を請け負うBPO事業を開始したと一部で報じられており、スパークスの株価を改めて刺激する格好となっている。

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