東京株式(大引け)=314円高、約3カ月半ぶりに2万3000円台回復

市況
2020年6月8日 15時44分

8日の東京株式市場は世界株高の流れのなか上昇基調を継続、日経平均は約3カ月半ぶりに2万3000円大台を回復した。

大引けの日経平均株価は前週末比314円37銭高の2万3178円10銭と6日続伸。東証1部の売買高概算は17億307万株、売買代金概算は2兆8712億8000万円。値上がり銘柄数は1592、対して値下がり銘柄数は526、変わらずは51銘柄だった。

きょうの東京市場は引き続きリスクオンの流れに乗った。前週末の欧米株市場が軒並み高、米国では発表された5月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場コンセンサスに反し大幅に増加したことで、NYダウが800ドルを超える上昇をみせるなど強気相場の色を強めている。世界的に高まる経済再生期待を背景にWTI原油価格が大幅上昇したことや、外国為替市場でドル高・円安基調が進んだことなども追い風に、東京市場でも主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。日経平均は前場後半に伸び悩んだものの、後場に入ると買い直され、引け際にまとまった買いが入り、高値引けとなった。個別では全体の7割強の銘柄が値を上げている。業種別では鉄鋼株など景気敏感株が強かったほか、メガバンクをはじめ銀行株が買いを集めた。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が1000円超の上昇。ソフトバンクグループ<9984>が堅調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも活況高。ソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>しっかり、JAL<9201>など空運株も買いが優勢だった。朝日放送グループホールディングス<9405>、ディー・エル・イー<3686>、アイロムグループ<2372>、PCIホールディングス<3918>、gumi<3903>などがストップ高に買われた。

半面、任天堂<7974>、キーエンス<6861>が値を下げたほか、中外製薬<4519>も大きく下落した。ダイキン工業<6367>も軟調。花王<4452>も売りに押された。藤久<9966>が急反落、ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>も大幅安。システムソフト<7527>も下値を探った。内田洋行<8057>も安い。

出所:MINKABU PRESS

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