「キャッシュレス決済」が19位にランク、統一QRの受け付け開始へ<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「キャッシュレス決済」が19位となっている。
昨年10月1日の消費税率引き上げに伴い、需要平準化対策としてスタートした政府のキャッシュレス・ポイント還元事業が今月末で終了する予定だ。登録加盟店は6月1日時点で約115万店に上っているが、更なる拡大には新たな利用促進策に加え、導入に伴う負担の軽減が望まれる。現状では決済事業者ごとに異なるQRコード決済サービスに対応する必要があり、中小小売店などへの浸透の足かせとなっている。
こうしたなか総務省は5日、複数のQRコード決済を一括で利用できる統一規格「JPQR」の導入を希望する店舗の受け付けを22日から開始すると発表した。これにより店舗や消費者の使い勝手の向上を図り、キャッシュレス決済の定着につなげたい考えだ。同省ではJPQRを普及させ、20年9月から21年3月末(申し込みは20年7月から)までの期間限定でマイナンバーカードの保有者を対象に決済サービスの利用額に応じてポイントを付与する「マイナポイント」利用可能店舗の開拓を進めていく予定だとしている。
JPQRには現在、LINE<3938>の「LINE Pay」、メルカリ<4385>の「メルペイ」、楽天<4755>の「楽天ペイ」、ファミリーマート<8028>の「FamiPay」、KDDI<9433>の「au PAY」など18事業者が参加を表明済み。
また、普及事業の請負事業者に凸版印刷<7911>、WEB受け付けシステム提供者にTIS<3626>、JPQR店舗売上一括管理画面提供事業者にはマネーフォワード<3994>が選定されている。