凸版が4日ぶり反発、20年3月期決算は45%営業増益
凸版印刷<7911>が4日ぶりに反発している。前週末19日の取引終了後に発表した20年3月期連結決算が、売上高1兆4860億円(前の期比1.5%増)、営業利益664億1300万円(同45.2%増)、純利益870億4700万円(同2.1倍)と大幅増益だったことが好感されている。
半導体市況の低迷でフォトマスクが苦戦したエレクトロニクス事業分野は落ち込んだが、セキュア関連でキャッシュレス決済関連サービスやICカード関連、プレミアム商品券が好調に推移した情報コミュニケーション事業分野は前年を上回った。また、コスト削減なども奏功した。なお、21年3月期通期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に算出することが困難であるとして未定としている。