クミアイ化が急反発、米ゴーワン社と殺菌剤ペンシクロンの独占販売契約を締結
クミアイ化学工業<4996>が急反発している。19日取引終了後、米ゴーワン社と殺菌剤「ペンシクロン」の日本国内における独占販売契約を締結したと発表しており、競争力の強化を期待する買いなどが入っているようだ。
ペンシクロンは、Rhizoctonia solaniが引き起こす植物病害に安定して高い効果を示す殺菌剤の有効成分で、世界の多くで使用されている殺菌剤。水稲、ばれいしょ、てんさいなどで使用される製品は8月1日から開始し、芝用製品のセレンターフやタフシーバは、10月1日から子会社の理研グリーンが一元販売するという。
同日発表した20年10月期上期(19年11月~20年4月)の連結経常利益は54億7300万円(前年同期比15.5%減)と従来予想の53億円を小幅に上回って着地。売上高はほぼ横ばいだったものの、販管費や為替差損の増加などが響いた。