ブシロードが大幅続伸、第3四半期は11%営業減益も業績悪化は想定内
ブシロード<7803>は大幅高で5日続伸し一時、前日比12.6%高の2820円に買われた。前週末19日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年8月~20年4月)連結営業利益が22億1400万円(前年同期比11.4%減)と2ケタ減益となったものの、想定内の業績悪化にとどまったことから、買いが流入している。
コロナ禍により全体的に受注が減少するなか、IPを軸としたイベントや音楽ライブを無観客で開催しオンラインで配信するなどの施策が寄与し、売上高は252億2400万円(同7.2%増)となった。ただ、モバイルオンラインゲーム部門で一部自社配信アプリの運営管理費やメディア部門で複数のアニメに係る償却費の増加があったほか、「D4DJ」など新規IPへの投資費用が響いた。なお、20年7月通期連結業績予想は、合理的に算定することが困難と判断し引き続き未定としている。