2日の株式相場見通し=売り買い交錯か、強弱感対立し気迷いムード
2日の東京株式市場は、売り買いが交錯し一進一退の展開が予想される。前日の米国株市場ではNYダウが反落した一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は上値追いを継続、過去最高値を更新した。米国では市場コンセンサスを上回る経済指標や新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待が株価のプラス材料となっているが、やや買い疲れ感も出ている。東京市場でも日経平均2万2000円台半ばは戻り売り圧力に晒されやすく、目先気迷いムードで上値を積極的に買い進む動きも見込みにくい。個別では日米ともに新型コロナによる収益デメリットを受けやすい業態とそうでない業態で株価が明暗を分ける傾向がある。
1日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比77ドル91セント安の2万5734ドル97セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は、同95.863ポイント高の1万154.629だった。
日程面では、きょうは6月のマネタリーベース、10年物国債の入札など。海外では5月の豪貿易収支、5月のユーロ圏失業率、6月の米雇用統計、5月の米貿易収支、5月の米製造業受注など。