株価指数先物【寄り前コメント】買い一巡後はショート筋の短期的な売り仕掛けの売買が出やすい

市況
2020年7月3日 7時42分

大阪9月限ナイトセッション

日経225 22310 +130 (+0.58%)

TOPIX 1554.0 +10.0 (+0.64%)

CME先物 22315 +135

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

2日の米国市場は、 NYダウ、S&P500、 ナスダックの主要株価指数が上昇。6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が480万人増となり、市場コンセンサス(323万人増程度)を上回ったことが材料視された。新型コロナウイルスの1日の感染者数が過去最高を更新するなど感染の再拡大が上値の重荷となったが、ムニューシン財務長官は次回の新型コロナウイルス救済パッケージで追加の現金支給を検討する考えを明らかにしたこともあり上昇をキープした。

シカゴ先物清算値は大阪比135円高の2万2315円だった。日経225先物ナイトセッションは、2万2210円と日中比30円高で始まり、グローベックスのNYダウ先物が250ドル高ほど上昇していたこともあり、2万2300円に乗せると、米国市場開始後には2万2420円まで上げ幅を広げる場面もみられた。その後は、米国市場が上げ幅を縮める流れにひきずられる形となり、2万2310円で取引を終えた。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い優勢のスタートとなり、25日移動平均線レベルでの攻防になりそうだ。ただし、NYダウは高値から380ドル程度上げ幅を縮めるなど、引き続き新型コロナウイルスに関連した報道などに影響を受けやすい。また、雇用統計は予想を上回ったが、経済活動を再開した州で再び停止させる動きが出ており、労働者の一部が再びレイオフされる状況も警戒されるだけに、楽観視はできないだろう。トランプ政権による追加支援策への期待が下支えとなろうが、方向感のつかみづらい相場展開が続きそうだ。

また、米国市場が3連休に入ったこともあり、海外勢のフローが限られる。週末要因もあってポジションを持ち越す動きは限られるとみられ、買い一巡後はこう着感が強まるなかで、ショート筋の短期的な売り仕掛けの売買が出やすいところである。短期的な売買のため大きなトレンドは出にくく、ショートカバーも早い。そのため、5日移動平均線と25日移動平均線との狭いレンジ内での推移が想定される。

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