【↑】日経平均 大引け| 続伸、半導体関連などハイテク株に買い継続 (7月3日)

市況
2020年7月3日 16時15分

日経平均株価

始値  22266.91

高値  22312.44(10:23)

安値  22154.97(13:03)

大引け 22306.48(前日比 +160.52 、 +0.72% )

売買高  9億8246万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆6954億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は160円高と続伸、売買代金は1兆6000億円台と低調

2.2日のNYダウは6月雇用統計の好調を好感し92ドル高と反発

3.東京都の新型コロナ感染者の増加を警戒し一時上昇幅を縮小する場面も

4.東エレクやスクリン、アドテストなど半導体関連株には買いが継続

5.中小型株に見直し買いが流入し東証マザーズ指数は7日ぶりに反発

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比92ドル高と反発した。米6月の雇用統計が、市場予想以上に改善したことを好感した買いが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は続伸。前日のNYダウが上昇したことを受け、半導体関連などハイテク株が堅調に推移した。ただ、新型コロナウイルス感染拡大への警戒感もあり、一時上値を抑えられる場面もあった。

2日の米株式市場では、NYダウが前日比92ドル高と反発。米6月雇用統計が堅調な内容だったことが好感された。これを受けた東京市場は、朝方買い先行でスタートした。ただ東京都の新型コロナ感染者が2日連続で100人を超えたとの報道が流れると、後場に入り日経平均株価の上昇幅は縮小する場面があった。もっとも、下値には買いが入り引けにかけ買い直された。今晩は米株式市場が独立記念日の振替休日で休場となることもあり、出来高は低調だった。

個別銘柄ではソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が高く、任天堂<7974>、ソニー<6758>、キーエンス<6861>が値を上げた。東京エレクトロン<8035>が上場来高値を更新したほか、SCREENホールディングス<7735>やアドバンテスト<6857>といった半導体株が値を上げた。アンジェス<4563>やプレシジョン・システム・サイエンス<7707>など中小型株が上昇し、東証マザーズ指数は7日ぶりに反発した。

半面、トヨタ自動車<7203>が安く、武田薬品工業<4502>、オリエンタルランド<4661>、オリックス<8591>が値を下げた。日本電産<6594>や日産自動車<7201>、クボタ<6326>が安い。日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>といった空運株が軟調。三陽商会<8011>が安く、Jパワー<9513>や東京電力ホールディングス<9501>など電力株が売られた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、東エレク <8035> 、エムスリー <2413> 、アドテスト <6857> 、信越化 <4063> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約96円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファミマ <8028> 、キッコマン <2801> 、セブン&アイ <3382> 、ヤマハ <7951> 、クレセゾン <8253> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約15円。

東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)その他製品、(3)情報・通信業、(4)化学、(5)機械。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)水産・農林業、(3)パルプ・紙、(4)陸運業、(5)鉱業。

■個別材料株

△Ciメディカ <3540> [JQ]

四つ葉電力とワンレクトHDを子会社化。

△クスリアオキ <3549>

今期経常は微増で11期連続最高益、2.5円増配へ。

△オプティム <3694>

医療業界のDXをテーマとした医療メディアをオープン。

△コラボス <3908> [東証M]

ソフトフォンサービスに新機能を追加。

△シルバエッグ <3961> [東証M]

東証がきょうから信用規制解除。

△Jストリーム <4308> [東証M]

クラウド連携でウィズコロナ時代の情報提供ソリューション開始。

△ロコガイド <4497> [東証M]

桑名市及び中広とICTを活用した地域情報発信で三者連携協定を締結。

△ライトオン <7445>

6月既存店売上高が13ヵ月ぶり前年上回る。

△レオパレス <8848>

「家賃引き上げを開始」との報道。

△アルファP <9467> [東証M]

岩井コスモ証券が新規「A」でカバレッジ開始。

▼TSIHD <3608>

未定としていた上期業績予想は営業損益が赤字幅拡大へ。

▼ニューテック <6734> [JQ]

3-5月期は営業赤字に転落。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ワイエイシイ <6298> 、(2)クスリアオキ <3549> 、(3)TOWA <6315> 、(4)ジェイリース <7187> 、(5)電算システム <3630> 、(6)KeePer <6036> 、(7)MTI <9438> 、(8)ニーズウェル <3992> 、(9)古野電 <6814> 、(10)イーガーディ <6050>

値下がり率上位10傑は(1)三陽商 <8011> 、(2)TSIHD <3608> 、(3)マルシェ <7524> 、(4)ヴィアHD <7918> 、(5)ナルミヤ <9275> 、(6)QBNHD <6571> 、(7)ウイルプラス <3538> 、(8)日東精 <5957> 、(9)T&Gニーズ <4331> 、(10)キユーピー <2809>

【大引け】

日経平均は前日比160.52円(0.72%)高の2万2306.48円。TOPIXは前日比9.57(0.62%)高の1552.33。出来高は概算で9億8246万株。東証1部の値上がり銘柄数は1333、値下がり銘柄数は759となった。日経ジャスダック平均は3386.63円(17.18円高)。

[2020年7月3日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.