株価指数先物【引け後コメント】ETF絡みの売り需要を吸収できるか注目される

市況
2020年7月7日 17時26分

大証9月限

日経225 22540 -110 (-0.48%)

TOPIX 1569.0 -3.0 (-0.19%)

日経225先物は、前日比110円安(-0.48%)の2万2540円で取引を終了。米国市場は予想を上回るISM非製造業景況指数などを材料視し続伸となったが、大方前日の上昇で織り込まれていたこともあり、日経225先物の寄り付きは2万2650円とシカゴ先物清算値(2万2640円)水準から始まった。指数寄与度の大きいソフトバンクグループ <9984> 、東京エレクトロン <8035> などの上昇を受けて、現物の寄り付き直後には一時2万2710円まで上げ幅を広げた。

しかし、昨日の上昇の一因だった 上海指数は1%程度の上昇、ハンセン指数は前日終値を挟んでの推移となる中、利益確定の流れが強まっている。前引けの TOPIXは0.48%の下落となり、日銀のETF買い入れは期待しづらいことから、ランチタイムの日経225先物は前引け直後に2万2470円まで下落。しかし、下値を売り込む流れにはならず、後場は2万2500円~2万2570円辺りでのレンジ相場が続いた。

日経225先物のナイトセッションは日中比70円安の2万2470円から始まっている。上海指数は0.3%高程度まで上げ幅を縮めたほか、ハンセン指数は下げに転じている。また、グローベックスのNYダウ先物は250ドル安程度で推移していることもあり、売りが先行したようである。明日はETF(上場投資信託)の分配金支払いに伴う先物への売り需要が見込まれる。決算期特有の需給要因であり、想定されているものではあるが、売り需要を警戒した流れになりやすいだろう。

なお、テクニカル面では支持線として意識されている5日移動平均線と25日移動平均線がクロスする形でゴールデンクロスをみせている。米国市場の動向次第といったところはあるが、ETFに絡んだ売り需要を吸収し、この水準をキープできれば売り方にとっては厳しい状況になりやすいだろう。

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