ノムラシステム続急騰で3年ぶり高値、テレワーク導入加速でRPA需要掘り起こし
ノムラシステムコーポレーション<3940>が続急騰、一時13.6%の上昇で連日の年初来高値更新と気を吐いている。時価は2017年6月以来約3年ぶりの高値圏に歩を進めた。独SAPのERPソフトを中心に戦略的システム導入コンサルを展開、RPAやビッグデータなど次世代分野での受注開拓でも実力を発揮し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を後押しする。同社では新型コロナの感染拡大を契機としたテレワーク導入の動きが、付加価値の高い業務にマンパワーをシフトしルーティーンワークについてはRPAで自動化していくという企業の恒常的なニーズに合致していくとみて、RPA事業に重心を置く経営で収益機会を捉える構えにある。20年12月期営業利益は2ケタ増益を見込むが更なる上振れも市場では意識されており、株価も上値指向が強い。