株価指数先物【昼のコメント】2万2700円から上はひとまずショートとし、ヘッジでTOPIX先物のロング対応

市況
2020年7月13日 12時20分

日経225先物は11時30分時点、前日400円高の2万2690円(+1.79%)前後で推移している。ギリアド・サイエンシズによる新型コロナウイルス感染症治療薬であるレムデシビルの分析結果を好材料視した米国市場の流れを受けて、寄り付きは2万2610円とシカゴ先物清算値(2万2600円)にサヤ寄せする形でのギャップスタートとなった。東京エレクトロン <8035> など指数をけん引していた銘柄の一角が利食い優勢で始まったこともあり、寄り付き直後には2万2540円まで上げ幅を縮める場面もみられた。

しかし、TOPIX型のインデックス買いが断続的に入っているようであり、東証1部の9割近い銘柄が上昇するなか、日経225先物は2万2600円を挟んで強含みの展開に。しばらくは2万2600円を中心レンジにこう着が続いていたが、前引けにかけて上げ幅を広げており、ランチタイムに入ると一時2万2700円まで上昇している。

前引けの TOPIXは2.02%の上昇だった。そのため、後場は日銀のETF買い入れはないだろう。しかし、東京エレクトロンなど、これまで日経平均をけん引していた銘柄の一角が一服となるなか、TOPIX優勢の展開となっている。物色対象が変化するかは見極めが必要であろうが、日経225先物は保ち合いレンジの上限を捉えて強弱感が対立しやすい水準。その中でNT倍率の歴史的な上昇が続いていることもあり、いったんはNT倍率の修正が意識されやすい。

利食い先行で始まった上海指数は上昇に転じているほか、グローベックスのNYダウ先物は150ドル高程度で推移している。ETFの分配金支払いのための売り需要が通過していることから需給不安への警戒もない。そのため、レンジ上限での攻防が強まりそうである。なお、2万2700円突破でショートカバーを誘う展開も出てきそうだが、ロングで追随するよりは2万2700円から上は、ひとまずショートとし、ヘッジでTOPIX先物のロング対応になりそうだ。

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