NY株式:NYダウ10ドル高、ワクチン開発期待高まるも上げ幅縮小

市況
2020年7月14日 7時00分

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は10.50ドル高の26085.80ドル、ナスダックは226.60ポイント安の10390.84ポイントで取引を終了した。ウイルスワクチン開発に向けた進展が発表され、期待感から大きく上昇して寄り付いた。しかし、引けにかけてはハイテク株の利益確定と思われる売りが強まったほか、ウイルス感染の拡大を受け、カリフォルニア州が劇場や室内のレストラン、バー、ジムの営業を再び閉鎖する指示を出し、景気低迷への懸念から失速した。セクター別では、銀行や医薬品・バイオが上昇した一方、ソフトウェアサービス、小売りが大きく下落。

米製薬会社ファイザー(PFE)とバイオファーマシューティカル・ニュー・テクノロジーズ(バイオNテック)(BNTX)は共同開発している新型コロナウイルスワクチン候補の次の段階の臨床試験を開始すると発表すると期待感が広がり両社とも急伸。同業のモデルナ(MRNA)もアナリストが同社開発中のウイルスワクチンがいずれ承認されるとの見解を示し、買い推奨したことが好感され急伸した。また、飲料メーカーのペプシコ(PEP)は予想を上回った決算が好感され上昇。一方でレストランチェーンのデニーズ(DENN)はアナリストの投資判断引き下げが嫌気され下落した。

米半導体メーカーのアナログ・デバイセズ(ADI)は、同業の米マキシム・インテグレーテッド・プロダクツ(MXIM)を買収することで合意。買収額は209億ドルで、全額株式交換により支払うと発表した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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