カネコ種が大幅反発、種苗事業や施設材の需要回復で21年5月期は増収増益を見込む
カネコ種苗<1376>は大幅反発。14日の取引終了後に発表した21年5月期連結業績予想で、売上高595億円(前期比2.3%増)、営業利益15億5000万円(同4.2%増)、純利益11億5000万円(同2.5%増)と増収増益を見込んでいることが好感されている。
コロナ禍の影響による国内農家作付けの減少や輸出の滞りなどの懸念材料があるものの、種苗事業でキャベツ種子の輸出回復やカボチャ種子の国内販売の増加を見込む。また、施設材事業で、前期からの台風復旧需要が継続することや、前期低迷した遮光・灌水資材及び保温資材の需要回復による販売増、農材事業のシェアアップなどが寄与するとしている。
なお、20年5月期業績は、売上高581億7900万円(前の期比0.7%減)、営業利益14億8700万円(同16.7%減)、純利益11億2200万円(同12.6%減)だった。