22日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で4日続伸、原油高で石油関連に買い

市況
2020年7月22日 16時52分

22日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.27ポイント(0.37%)高の3333.16ポイントと4日続伸している(上海A株指数は0.37%高の3493.66ポイント)。(亜州リサーチ編集部)

相場の先高観が意識される流れ。中国の証券当局が21日公表したデータによれば、6月の新規証券投資口座設定者数は、前年同月比で46.7%も増加した。保険会社の資金運用規制緩和や証券市場の改革方針などもあり、資金流入は一段と加速するとみられている。直近の上昇基調を受けた売り圧力の影響で、指数は安く推移する場面がみられたものの、下値は堅く、引けにかけて再びプラス圏を回復した。

業種別では、石油関連が高い。海油工程(600583/SH)が5.4%、中海油田服務(601808/SH)が5.1%、中国石油天然気(601857/SH)が3.1%ずつ上昇した。原油先物高が材料視されている。証券株もしっかり。太平洋証券(601099/SH)が2.3%高で引けた。消費関連株、医薬品株、素材株、運輸株、防衛関連株なども買われている。金先物高を材料に、産金株も物色された。

半面、銀行・保険株はさえない。招商銀行(600036/SH)が1.1%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.6%安と下げた。公益株や不動産株の一角も売られている。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.47ポイント(0.61%)高の240.99ポイント、深センB株指数が0.76ポイント(0.08%)安の928.77ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)

《FA》

提供:フィスコ

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