株価指数先物【昼のコメント】ショートカバー一巡後は短期筋のロングポジション積み上がる

市況
2020年7月27日 12時18分

日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の2万2630円(-0.52%)前後で推移している。連休中の米国市場の弱い流れから利食い優勢の展開となった。ただし、寄り付きは2万2510円とシカゴ先物清算値(2万2340円)を上回って始まり、現物の寄り付き時点では2万2390円まで下げる場面もみられたが、その後はじりじりと下げ幅を縮めている。ランチタイムは日中の高値圏で推移している。

連休中の米国市場でのハイテク株への利益確定の動きや米中対立による警戒感から売りが先行したが、現物の寄り付き時に付けた安値をボトムに、その後は戻り基調となった。明確に割り込んでくるとみられていた25日移動平均線については、一時下回る場面もみられたものの、下ヒゲを残す形で切り返しており、短期筋のショートカバーを誘う流れとなったようだ。

前引けのTOPIXは0.50%の下落となり、後場は日銀のETF買い入れが想定される。もっとも、ETF買い入れを織り込んで前引けにかけて戻り基調が強まっており、ランチタイムにおいては一時2万2690円まで切り返してきている。ショートカバー一巡後は短期筋のロングポジションが積み上がっていると考えられよう。ETF買い入れによる効果は期待されるが、一方で織り込み済みの面もあるため、後場は買い一巡後の戻り待ちの売り圧力は意識しておきたいところ。

また、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>、ファーストリテイリング<9983>など指数寄与度の大きい値がさ株の一角については売り一巡後の戻りの鈍さもみられているため、重荷になりそうだ。

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