東エレクが続伸スタート、5Gやテレワークの普及追い風に第1四半期経常は7割増益
東京エレクトロン<8035>が続伸でスタートしている。28日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益が前年同期比68.4%増の750億8900万円に拡大しており、これを好感する買いが入っている。
主力の半導体製造装置はDRAM、NANDフラッシュメモリー向けが回復基調に転じたほか、ファウンドリー向けも設備投資の好調持続を背景に販売を伸ばし、売上高は前年同期比45.5%増の3148億2300万円と大幅増収を達成した。人工知能(AI)や5G(第5世代通信規格)の普及拡大に加え、テレワークや動画配信サービス利用の増加による半導体需要の高まりなどが追い風となった。