話題株ピックアップ【夕刊】(2):カプコン、NTTドコモ、三菱UFJ

注目
2020年8月4日 15時18分

■福井銀行 <8362>  1,704円  +105 円 (+6.6%)  本日終値

3日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は44%増益で着地」が好感された。

福井銀行 <8362> が8月3日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比43.7%増の23億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の26億円に対する進捗率は88.7%に達し、5年平均の50.3%も上回った。

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■ヒロセ電機 <6806>  12,280円  +740 円 (+6.4%)  本日終値

3日に決算を発表。「4-6月期(1Q)税引き前は7%増益で着地」が好感された。

ヒロセ電機 <6806> が8月3日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比7.4%増の60.9億円に伸び、4-9月期(上期)計画の90億円に対する進捗率は67.7%に達し、3年平均の45.7%も上回った。

⇒⇒ヒロセ電機の詳しい業績推移表を見る

■三協フロンテア <9639>  3,590円  +210 円 (+6.2%)  本日終値

三協フロンテア<9639>が大幅高で3日続伸。3日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高108億4800万円(前年同期比9.8%増)、営業利益16億1900万円(同15.4%増)、純利益10億1000万円(同20.8%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。主力のユニットハウス事業は、新型コロナウイルスの感染拡大で一部工事の休止や延期があったものの、首都圏を中心に再開発工事が継続していることを背景に堅調に推移した。 なお、21年3月期通期業績予想は、売上高460億円(前期比0.5%増)、営業利益65億円(同10.8%減)、純利益41億円(同12.0%減)の従来見通しを据え置いている。

■カプコン <9697>  4,785円  +270 円 (+6.0%)  本日終値

カプコン<9697>が4連騰し、連日の上場来高値に買われた。3日の取引終了前に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高237億2200万円(前年同期比32.2%増)、経常利益106億1900万円(同37.9%増)と大幅増収増益を達成しており、これが引き続き材料視された。アミューズメント施設事業は店舗の休業などで苦戦を余儀なくされたが、デジタル販売の強化が奏功したデジタルコンテンツ事業の収益拡大が業績向上を牽引した。大型新作タイトル「バイオハザード RE:3」が堅調に推移するとともに、旧作の「モンスターハンターワールド:アイスボーン」や「バイオハザード RE:2」が続伸するなど、採算性の高いリピートタイトルが引き続き好調だった。

■長谷川香料 <4958>  2,320円  +107 円 (+4.8%)  本日終値

長谷川香料<4958>が続伸。同社は3日取引終了後に、20年9月期第3四半期累計(19年10月~20年6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比12.6%増の43億3900万円となり、通期計画48億8000万円に対する進捗率は88.9%となった。売上高は同0.2%減の376億4800万円となった。国内はやや苦戦した半面、中国や米国で食品向けが伸長。また、利益面では売上原価率の改善や販管費の減少が寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■アイル <3854>  1,524円  +59 円 (+4.0%)  本日終値

アイル<3854>が続伸。3日の取引終了後、同社のBtoB専用ECパッケージ「アラジンEC」が、オービックビジネスコンサルタント<4733>の販売管理システム「商奉行クラウド」及び販売管理仕入・在庫管理システム「商蔵奉行クラウド」と連携したと発表しており、これが好感された。今回の連携により、「アラジンEC」にある取引先からの受注データを、「商奉行クラウド」「商蔵奉行クラウド」に自動で取り込むことが可能になる。また、「商奉行クラウド」「商蔵奉行クラウド」の商品・得意先・売上高・在庫データを、「アラジンEC」に自動で取り込み、取り込んだデータをもとに、「アラジンEC」により取引先別に単価や案内商品の設定も可能になるという。これにより、両社のシステムを利用する企業は、従来の入力の二度手間や確認時間が削減され、業務効率化につながるとしている。

■ALサービス <3085>  1,890円  +68 円 (+3.7%)  本日終値

アークランドサービスホールディングス<3085>が続伸。3日の取引終了後に発表した7月度の月次売上高でかつやの既存店売上高が前年同月比6.9%増となり、5カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。客数が同3.4%減と6月の13.4%減から改善していることに加えて、客単価が同10.6%増となったことが寄与した。

■NTTドコモ <9437>  3,049円  +100 円 (+3.4%)  本日終値

NTTドコモ<9437>が続伸。25日移動平均線をサポートラインに頑強な値動きをみせた。同社が3日取引終了後に発表した21年3月期業績予想は、売上高は1.7%減収ながら、営業利益は前期比3%増の8800億円と増益を確保する見通し。テレワーク導入加速に伴うウェブ会議システム関連などの受注が収益に寄与する見込み。ポイントとなるのは株主還元の厚さで、堅調な業績を背景に年間配当は前期実績比5円増配の125円を計画、これで15年3月期以来7期連続の増配となる。配当利回りは4%前後と高く、機関投資家や個人など中期スタンスに立ったインカムゲイン狙いの買いを引き寄せる形となった。

■三菱UFJ <8306>  412.4円  +9.8 円 (+2.4%)  本日終値

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクがいずれも高い。きょう引け後に三菱UFJの20年4~6月期決算発表を控えるが、三井住友FGとみずほFGは既に発表を済ましており、両社とも新型コロナの影響による与信費用の増加などが収益デメリットとして反映されたものの、株価的には織り込みが進んだ。三菱UFJも業績悪についてはかなり織り込まれ、株価も前倒し的に調整が進んだ点は強みとなっている。一方、マーケットが注目するのは配当利回りの高さだ。三井住友FGが6.5%前後、みずほFGが5.6%前後、三菱UFJも6.1%前後と非常に高く、中長期スタンスでの資金流入が観測される。

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