【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、日銀のETF買い観測で後場下げ幅縮小 (8月5日)

市況
2020年8月5日 16時22分

日経平均株価

始値  22479.72

高値  22554.20(12:47)

安値  22356.25(09:57)

大引け 22514.85(前日比 -58.81 、 -0.26% )

売買高  12億0480万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆1780億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は前日比53円安と3日ぶり反落、一時200円を超す下落に

2.4日のNYダウは上昇、追加経済対策に向けた期待も追い風に

3.日銀のETF買い観測で後場下げ幅縮小、アジア市場の上昇も安心材料

4.金先物価格は終値で初の2000ドル台乗せとなり住友鉱などが買われる

5.電子書籍のブランジスタや出前館など巣ごもり消費関連の一角が堅調

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比164ドル高と3日続伸した。追加経済対策を巡る与野党協議の難航が伝わり様子見ムードが強かったが、原油高を背景に石油株などが買われ指数を押し上げた。

東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに小反落。一時200円を超す下落となる場面があったが、後場に入り下げ渋った。

4日のNYダウは景気対策への期待もあり上昇したものの、東京市場は前日までの2日間で日経平均が800円強上昇していたこともあり、利益確定売りが優勢な展開。為替相場は1ドル=105円半ばへ円高が進行したことも警戒された。ただ、日銀のETF買いに対する観測で後場に入り下げ渋る展開となった。香港やシンガポールなどアジア市場が底堅い動きとなったことも安心感を誘った。

個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が安く、ソニー<6758>やダイキン工業<6367>、キーエンス<6861>が値を下げた。Zホールディングス<4689>やスズキ<7269>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株も軟調だった。プレシジョン・システム・サイエンス<7707>やZOZO<3092>が売られた。

半面、任天堂<7974>やレーザーテック<6920>が高く、トヨタ自動車<7203>や日本電産<6594>が値を上げた。ホンダ<7267>やキッコーマン<2801>がしっかり。金先物価格が終値で初の2000ドルに上昇したことを受け住友金属鉱山<5713>が上昇。電子書籍のブランジスタ<6176>や出前仲介の出前館<2484>など巣ごもり消費関連の一角が高い。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063> 、エムスリー <2413> 、TDK <6762> 、キッコマン <2801> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約43円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、ヤマハ <7951> 、ファストリ <9983> 、KDDI <9433> 、ソニー <6758> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約102円。うち62円はSBG1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は15業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)石油石炭製品、(4)鉱業、(5)その他製品。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)情報・通信業、(4)電気・ガス業、(5)ゴム製品。

■個別材料株

△東京エネシス <1945>

第1四半期営業利益は2.9倍。

△日清食HD <2897>

第1四半期営業利益は2.0倍。

△サイバネット <4312>

上期経常が21%増益で着地・4-6月期も47%増益。

△キャンバス <4575> [東証M]

新型コロナ治療薬の共同開発が助成事業に採択。

△TDCソフト <4687>

4-6月期経常は25%増益。

△JCU <4975>

第1四半期増収増益と40万株を上限とする自社株買いを好感。

△ヤマックス <5285> [JQ]

第1四半期想定上回り21年3月期業績予想を上方修正。

△タクマ <6013>

第1四半期営業利益76%増。

△日本光電 <6849>

4-6月期経常は15億円の黒字に浮上。

△良品計画 <7453>

7月既存店売上高は10.5%増と2ヵ月連続プラス。

▼山パン <2212>

20年12月期純利益を減額修正。

▼アクモス <6888> [JQ]

21年6月期は2ケタ営業減益で減配へ。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)シグマクシス <6088> 、(2)ヤマシン―F <6240> 、(3)サイバネット <4312> 、(4)藤久 <9966> 、(5)ユーシン精機 <6482> 、(6)ランド <8918> 、(7)インフォMT <2492> 、(8)タクマ <6013> 、(9)蛇の目 <6445> 、(10)エイジア <2352>

値下がり率上位10傑は(1)山パン <2212> 、(2)NOK <7240> 、(3)TOA <6809> 、(4)ヤマハ <7951> 、(5)オイレス <6282> 、(6)QBNHD <6571> 、(7)Jエレベータ <6544> 、(8)ZOZO <3092> 、(9)サインポスト <3996> 、(10)光世 <8617>

【大引け】

日経平均は前日比58.81円(0.26%)安の2万2514.85円。TOPIXは前日比0.55(0.04%)安の1554.71。出来高は概算で12億0480万株。東証1部の値上がり銘柄数は981、値下がり銘柄数は1090となった。日経ジャスダック平均は3437.69円(12.94円高)。

[2020年8月5日]

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